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A10、拠点向けローカルブレイクアウトとSaaS利用の可視化機能をバンドルしたソリューションを提供

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は26日、支店や支社など拠点でのローカルブレイクアウトを実現する、アプライアンスとクラウドアプリケーションの可視化機能をパッケージ化したサブスクリプションライセンスモデルの提供を開始した。

 ソリューションは、拠点から特定のクラウドアプリケーションへのトラフィックのみを、データセンターを通さずにインターネットに直接振り分けるローカルブレイクアウト用に最適化した専用アプライアンス「Thunder 840 CPE」と、Office 365をはじめとするクラウドアプリケーションを可視化する「Cloud Proxy App」で構成される。

 拠点におけるクラウドアプリケーションへの高速アクセスに加え、本社データセンターに設置したA10 Thunderシリーズと組み合わせることにより、本社や各拠点におけるクラウドアプリケーションの利用状況の一元的な可視化とセキュリティの確保を実現する。

 また、複数拠点を持つ企業が段階的に導入しやすい、サブスクリプションモデル(初期費用あり)として、A10のパートナー企業から提供する。

 ソリューションでは、本社データセンターのA10 Thunderシリーズでクラウドアプリケーションのトラフィックを最適化するだけではなく、各拠点にローカルブレイクアウトに必要な機能と性能に最適化した専用アプライアンスを設置することにより、各拠点から特定のクラウドアプリケーション向けトラフィックをインターネットに直接接続し、拠点のネットワークパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを確保する。

 データ盗難防止のために、許可していないアカウントでのクラウドアプリケーションへのアクセスを制御することも可能。さらに、Cloud Proxy Appによって、本社データセンターおよび各拠点のOffice 365のログイン情報や利用状況、ファイルの共有状況なども把握できる。A10 Thunderシリーズを通過するトラフィック中の3200種類以上のアプリケーションを識別および可視化し、許可されていないアプリケーションの利用によりセキュリティリスクを高めるシャドーITへの対策を講じられる。

拠点のローカルブレイクアウトと可視化のイメージ図