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UiPath、RPA導入対象業務の選定を効率化・高速化するためのプロセスマイニングサービス「RPAスカウトサービス」を提供開始

 UiPath株式会社は13日、業務システムのログデータをもとに、業務プロセスを可視化し、分析可能とするプロセスマイニング技術を取り入れ、RPA導入対象業務の選定を効率化・高速化する「RPAスカウトサービス」の提供を開始した。

RPAスカウトサービスは、RPA導入における導入対象業務の選定を支援するサービス。サービスを利用することで、各作業の自動化率、作業数、作業時間を明確に数値化して可視化し、RPAの導入効果が高い潜在的な作業を発見することを容易にする。

 具体的には、SAPのソフトウェアから取得できる各種ログデータを対象に、プロセスマイニングソフトウェアのリーディングカンパニーであるCelonisのサービスを活用したSAPアプリケーションの「SAP Process Mining by Celonis」のRPA導入検討に最適な機能を用いて、可視化・分析のサービスを提供する。

 UiPathでは、従来、RPA導入業務の選定では、各部門へのヒアリングなどに多くの工数を要してしまうことがあり、また、これらの作業から導き出される結果は、各業務担当者からのヒアリングを通じた定性的なもので、自動化に向けた業務内容の具体的な評価は担当者の経験などに依存し、ばらつきのあるものとなる場合が多くあると指摘。

 今回提供を開始したRPAスカウトサービスでは、SAPのシステムから取得したシステムログデータを分析環境へアップロードすることで、定量的な結果をスピーディーに確認でき、また、SAP Process Mining by Celonisのフル機能をユーザー自身で利用するために、SAPジャパン株式会社とも連携をして共通の顧客の業務改革支援を推進するとしている。

 RPAスカウトサービスの価格は150万円(税別)から。UiPathでは、顧客の効率的なRPA導入をサポートできるよう、UiPathのライセンス提供だけでなく、今後もこうしたさまざまなサービス、トレーニングを継続して提供していくとしている。

「RPAスカウトサービス」による業務分析結果の画面例