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ソフトクリエイトの「L2Blocker」、パロアルトの次世代ファイアウォールと連携 マルウェア感染の内部拡散を防止

 株式会社ソフトクリエイトは11日、不正アクセス端末検知・遮断システム「L2Blocker」と、パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)の次世代ファイアウォール製品の連携機能を提供すると発表した。

 L2Blockerは、社内LANへの不正アクセスを検知・遮断するアプライアンス製品。ネットワーク内のARPパケットを読み取り、不正端末のアクセスを検知・遮断する仕組みで、WindowsやMacのPCだけでなく、スマートデバイスなどの幅広い端末に対して有効という。

 今回は、この製品がパロアルトの次世代ファイアウォールと連携対応した。次世代ファイアウォール側がネットワーク内部から発生した脅威となる通信を検知し、通信を止めると同時に、検知ログをL2Blockerに送信。これを受けたL2Blockerが該当機器を特定し、ネットワークから即時遮断する、といった動作を行う。

 この連携により、マルウェアの内部感染拡大のリスクを低減し、被害の最小化を実現するのみならず、時間や場所を選ばずに脅威となる端末の隔離を自動化できるため、IT部門の負荷を軽減するとのこと。

 なお、パロアルトの次世代ファイアウォールはPAN-OS 8.1以降、L2Blockerはバージョン4.7.4以降で連携機能を利用できる。

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