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MKI、各種ITインフラ機器のログを高速に検索するシステム「Smart Log Eyes Type-U」を販売開始

 三井情報株式会社(以下 MKI)は29日、企業や団体などのITインフラを構成するさまざまな機器が出力するシステムログから必要な情報を高速で検索し、情報セキュリティやコンプライアンスの維持・向上を支援するログ検索システム「Smart Log Eyes Type-U」の販売を開始した。

 Smart Log Eyes Type-Uは、MKIがこれまでネットワーク構築の際に提供していた自社開発のログ検索機能を製品化したもので、GPUを用いた並列処理を採用し、検索機能のみのシンプルなシステムとすることで、一般的なログ管理システムよりも導入費用を抑えつつ、高い検索速度を実現する。

 システムログは機器ごとに違うフォーマットで記録されるため、さまざまな機器が使用される複雑化した最近のITインフラでは出力されたログをそのまま収集・検索しても適切な結果を得ることができないが、Smart Log Eyes Type-Uはログのタグ付け機能により、異なるフォーマットで出力されるログの横断検索も可能とする。

 MKIでは、Smart Log Eyes Type-Uは文教、公共分野を中心に、インターネットプロバイダーやコンテンツプロバイダーなど、高水準の情報セキュリティやコンプライアンス管理を求められる業界に向けて販売していくと説明。大型公共案件などでログ検索の機能を含むネットワークの提案・構築を行ってきた経験を生かし、Smart Log Eyes Type-Uを活用した企業や団体などの情報セキュリティやコンプライアンスの維持・向上を支援していくとしている。

「Smart Log Eyes Type-U」を使ったログ検索のイメージ