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パロアルトネットワークス、ファイアウォール向け最新OS「PAN-OS 9.0」と、5G対応の次世代ファイアウォールを国内提供

 パロアルトネットワークス株式会社は20日、同社の次世代ファイアウォール向けOSの最新版「PAN-OS 9.0」と、5G対応の次世代ファイアウォール「K2-Series」を日本市場で提供開始すると発表した。

 PAN-OS 9.0では、機械学習により悪意あるドメインを事前予測し、進行中の攻撃を自動防御する統合されたDNSセキュリティサービスを追加。また、新しいポリシー最適化機能の追加により、従来型のポートベースからApp-ID(アプリケーション識別技術)ベースへとポリシーを移行し、BPA(ベストプラクティスアセスメント)と連携してポリシーを最適化することで、セキュリティの強化と管理の簡素化を実現する。

 このほか、仮想化次世代ファイアウォールの「VM-Series」については、新たにOracle Cloud、Alibaba Cloud、Cisco Enterprise Network Compute System(ENCS)、Nutanixに対応。また、動的かつ大規模なパブリッククラウドのデプロイメントにおいてセキュリティを自動適用するために、自動スケーリングと推移可能なアーキテクチャを組み合わせ、Amazon Web Services(AWS)およびMicrosoft Azure向けファイアウォールのスループット性能を最大2.5倍向上させた。

 新たに提供するK2-Seriesは、通信事業者向けに5GやIoTへの要件を考慮して開発された5G対応次世代ファイアウォール。ネットワークトラフィックを可視化し、4Gおよび5Gモバイルネットワーク、IoTデバイス、モバイルユーザーを標的とする高度なサイバー攻撃に対応する。

 また、次世代ファイアウォールの大企業および通信事業者向けハイエンドモデル「PA-7000シリーズ」については、新しいネットワークプロセッシングカードを追加。類似性能の競合製品の2倍の速度の脅威防御と、従来製品の3倍の速度の暗号化トラフィック復号化を実現するとしている。