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ウォッチガード、Fireboxシリーズの最新ファームウェアにSD-WAN機能を追加

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は10日、「Firebox Unified Security Platform」アプライアンス向けのオペレーティングシステムの最新版となる「Fireware バージョン12.3」を発表した。

 最新版では、SD-WAN機能としてダイナミックパス選択機能を追加。複雑な分散ネットワークにおけるWANリソースを最適化しつつ、UTMによる多層防御で支社や支店などリモート拠点のセキュリティを確保することを可能にした。

 ウォッチガードの一元実装ソリューションであるRapidDeployにより、事前にポリシーを選択して構成できるため、SD-WANを大規模環境に導入して運用開始する場合には、実質的にFireboxの電源を入れてインターネットに接続するだけで導入が完了する。また、ダイナミックパス選択機能により、各WAN接続のパフォーマンスを測定し、事前に構成したポリシーに基づき、各トラフィックタイプに最善のパスを選択することが可能になる。

 企業やマネージドサービスプロバイダー(MSP)は、このSD-WANの新機能を用いて、シングルプラットフォームでサイトごとのセキュリティのシームレスなアップグレード、ネットワークのさらなる効率化、インターネットサービスのコスト削減、クリティカルなネットワークおよびセキュリティの管理プロセスを統合できるとしている。