日本ヒューレット・パッカード、中小・中堅企業向け「HPE Gen10」サーバー2製品を発表

　日本ヒューレット・パッカード株式会社は29日、中堅・中小企業向けにセキュリティ対策を強化したサーバー製品として、コンパクトタワー型サーバー「HPE ProLiant ML30 Gen10」およびコンパクトラック型サーバー「HPE ProLiant DL20 Gen10」の2製品を発表した。

　新製品は、「HPE Gen10」サーバー共通の管理チップであるiLO 5による「HPE Silicon Root of Trust（シリコンレベルの信頼性）」を標準装備する。これにより、OS稼働中にも動作を止めることなくファームウェアの改ざんを検知し、修正するセキュリティ機能を提供する。

　HPE ProLiant ML30 Gen10は、中小企業やリモートオフィス、ブランチオフィスなどに向け、ファイルサーバーや仮想化、多機能ユースケースの実行に適した製品。価格は13万3000円から。

　HPE ProLiant DL20 Gen10は、冗長電源、RAIDなどの可用性を備え、ウェブサーバー、中小規模のデータセンター、エッジサーバー、組み込み用途などに適した1Uラック型製品。価格は16万円から。

　また、日本ヒューレット・パッカードでは、中小・中堅企業向けの支援策を合わせて発表。中小・中堅企業向けのサーバー、ストレージ、ネットワーク、サービス&サポート製品を掲載し、システムの選定や見積取得を容易にするオンライン構成支援ツール「iQuote」の提供を開始した。

　さらに、「HPE Gen10」サーバーを期間限定の最大30％割引で提供するキャンペーンを、2018年12月3日から2019年3月29日まで実施。同日より、日本ヒューレット・パッカードのオンラインストア「HPE DirectPlus」でもキャンペーンを開始する。