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コネクシオ、IoT環境のセキュリティを強化するパッケージ「Smart Ready IoTセキュアパック」

 コネクシオ株式会社は28日、IoTセキュリティ機能を強化する「Smart Ready IoTセキュアパック」(以下、IoTセキュアパック)を販売開始すると発表した。IoTゲートウェイに対する攻撃・不正アクセスを防止し、内部挙動を監視するとともに、異常時には管理者へ通知する機能を備えている。提供開始は2019年1月21日の予定。

 IoTセキュアパックは、コネクシオのIoTゲートウェイ「Armadillo-IoT G3L」(以下、Armadillo)に、トレンドマイクロが提供しているIoTセキュリティソリューション「Trend Micro IoT Security(TMIS)」のエージェントを実装した製品。TMISによるセキュリティ監視と、コネクシオの監視エージェントによるArmadilloの死活監視を行い、異常時には登録管理者へメールで通知する機能を備えている。

 セキュリティ機能としては、不正な機器からのアクセスを防止し、脆弱性を突いた攻撃を防止する入り口対策、C&Cサーバーや不正なWebサーバーへの接続を防止する出口対策の双方に対応するほか、許可したアプリケーションのみ起動を許可するアプリケーションホワイトリスト機能により、不審なアプリケーションの起動をブロックすることも可能だ。

 また、ArmadilloのOSやファームウェアのアップデートはリモートから実行できるので、Linuxやファームウェアなどの脆弱性対策にも容易に対応可能とのこと。

 コネクシオでは、設備や機器を制御しているシステム、監視カメラや社会インフラにかかわる情報などセンシティブな情報を扱うシステム、IoTゲートウェイに接続されている機器(センサーやカメラなど)にセキュリティ機能が備わっていないシステム、VPNなどの閉域網を使わず、IoTゲートウェイを直接インターネットに接続しているシステムなどで、利用に適していると説明している。