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丸紅情報システムズ、独Acellereのソフトウェア静的解析ツール「GAMMA」を販売

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は24日、独Acellere GmbHと国内企業で初めて代理店契約を締結し、同社のソフトウェア静的解析ツール「GAMMA」の取り扱いを開始すると発表した。

 GAMMAは、大規模かつ複雑なソフトウェアソースコードを分析し、品質の見える化を実現するソフトウェア静的解析プラットフォーム。ソースコードを検索して、ソフトウェアのバグや、コードクローン(ソースコード中に存在する同一、もしくは類似した部分)、アンチパターン(ソフトウェア開発が失敗に陥る際に多く見られる、間違った解決策をパターンとして整理したもの)などを検出できるという。

 検出された問題は、コンポーネントごとに複数の品質指標に基づいたランク付けが行われ、ヒートマップで色分けして表示されるため、対応すべき優先順位を視覚的に確認可能。さらに、問題のある個所をドリルダウンして詳細に分析することもできる。

 また、ソフトウェア開発者はGAMMAが内蔵するAIを利用することにより、影響範囲を検証しながら、効率よくリファクタリング作業を行えるとした。

 プログラミング言語は、C/C++、C#、Objective-C、Java、Python、JavaScript、Typescript、Go、PHP、Kotlin、Solidityをサポートする。

 なおMSYSでは、これまでに培ったソフトウェアの解析・テストに関する知見を生かし、ソフトウェア品質の向上が求められる、さまざまな業界のソフトウェア開発用途にGAMMAを販売する考え。今後3年間に5億円の売上を目指すとしている。