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ウィンマジック、鍵管理・暗号化ソリューション「WinMagic SecureDoc」のBitLocker管理機能を強化

 ウィンマジック・ジャパン株式会社(以下、ウィンマジック)は18日、鍵管理・暗号化ソリューション「WinMagic SecureDoc」の、BitLocker管理機能を向上したと発表した。

 Windows 10のProfessional、Enterprise、Educationエディションに組み込まれている「BitLocker Drive Encryption」は、データ暗号化の導入を容易に実現するソリューション。

 ウィンマジックでは、BitLockerを実際に展開した多くの企業からは、ユーザーや第三者によるBitLockerの不正解除を禁止し、コンプライアンス遵守をリアルタイムに監視するソリューションが求められていると説明。WinMagic SecureDocは、管理面などの大幅なコスト削減をもたらすとともに、ユーザー管理を可能にし、BitLockerの不正解除を防ぐことでコンプライアンスを遵守するとしている。

 WinMagic SecureDocのBitLocker管理機能は、起動時のシンプルなPINではなく、パスワードポリシーの設定を可能にし、パスウェアおよび総当たり攻撃に対する強力な保護を実現するとともに、不正ログインに対するパスワードのロック機能を提供。起動後は、ユーザーや第三者によるBitLockerの無効化や停止を禁止し、データが暗号化されたままの状態を確実に保持する。

 また、社外への持ち出しが禁止されているPCを社外に持ち出した場合に、PCの起動を不能にする機能を提供。レポーティングツールでは、詳細な監査機能によるコンプライアンス証明機能を追加する。

 さらに、WinMagic SecureDocのプリブート認証を利用することで、Windowsへのシングルサインオンが可能になり、ネットワーク経由の起動認証や、その応用として社内LANに接続した状態でPCを起動する際に限り、自動でログインするなどの機能を提供する。

 管理コンソールにより、鍵の管理、ポリシーの管理、BitLockerデバイスの一元管理が可能で、チャレンジ・レスポンス機能やウェブコンソールなどのさまざまなパスワードリカバリ方法を提供。これまで、BitLockerのパスワードリセットに費やされていたITヘルプデスクのリソースを軽減し、パスワードリセットにかかる時間を大幅に短縮する。さらに、Active Directoryとの連携や、デバイスごとにマルチユーザーのアカウントの有効化にも対応する。