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ClouderaとHortonworksが合併へ

 米Clouderaと米Hortonworksは3日(米国時間)、合併に向け、すべての株式を等価で株式交換すると発表した。両社ではこの合併により、「マルチクラウド、オンプレミス、エッジにまたがる次世代データプラットフォームの提供において、世界的リーダーを創出する」としており、合併会社の持分のうち、Cloudera株主が約60%を、Hortonworks株主が約40%を、それぞれ所有するという。

 この合併により、スケールおよびリソースの拡大によって、次世代データプラットフォームのリーダーの地位を確立する狙いがあるほか、Hortonworks DataFlowおよびCloudera Data Science Workbenchなどの相互補完の製品で市場機会を拡大するという。

 またパブリッククラウドの使いやすさと柔軟性を、データセンターからエッジまであらゆる場所に提供する“エンタープライズデータクラウド”を実現するとしており、ClouderaのCEOであるTom Reilly氏は、「Hortonworksのエンドツーエンドのデータ管理への投資と、Clouderaのデータウェアハウジングおよび機械学習への投資を一本化することで、エンタープライズデータクラウドをエッジからAIまで提供可能にする」とコメントしている。

 一方で、HortonworksのCEOであるRob Bearden氏は、「顧客がデータの価値を生かすことができる、より広範な製品を提供可能になる」とのコメントを発表した。

 なお、ClouderaのReilly CEOが合併会社のCEOに就任し、HortonworksのBearden CEOは取締役会に加わる予定だ。