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NTTデータ経営研究所とBIZVAL、テック分野の強化・新規参入に向けたM&Aコンサルティングサービスで連携

 株式会社NTTデータ経営研究所は8日、株式会社BIZVALが提供するM&Aコンサルティングサービスに関するパートナー契約に合意したと発表した。

 これによりNTTデータ経営研究所では、特にテック分野の事業強化や新規参入に向けた買収ニーズを抱える顧客に対し、ビジネス構想・成長戦略の立案から、ビジネスデューデリジェンス・契約締結、買収・提携先との統合までを一気通貫でサポートすることが可能になるとしている。

 一方、BIZVALは、同社の強みであるビジネスデューデリジェンス・契約締結のフェーズにおいて、より多くの企業を支援する機会が広がると説明。FinTechの次の有望なテック分野として期待される不動産テックを皮切りにサービスをスタートさせ、スポーツ、医療・ヘルスケア、人材、教育、小売など、さまざまな分野へ対応拡大していくとしている。

 NTTデータ経営研究所では、FinTechや不動産テックなどのデジタルビジネスが次々と生まれる一方、企業では最新テクノロジーを使った新規事業を立ち上げようとするものの、技術分野や専門分野におけるプロフェッショナル人材を確保できない、事業化が進まない、自社だけではこうしたデジタルビジネスへの参入が難しいといった課題を抱える企業が多数存在すると説明。

 こうした背景を受け、テック分野への新規参入や成長戦略の一環としてM&Aを活用することで、リソースの確保や事業化のスピードを上げていきたい、といった企業が増加しているとして、今回の連携によりこうした企業に対して、ビジネス構想・成長戦略の立案から、ビジネスデューデリジェンス・契約締結、買収・提携先との統合までを一気通貫でサポートするとしている。

 コンサルティングサービスでは、NTTデータ経営研究所のコンサルティングのノウハウを活かし、ビジネス構想・買収による成長戦略の立案、M&A候補企業の選定などをサポート。さらに、BIZVALが持つM&Aにおけるノウハウを生かし、企業価値評価、候補先交渉、各種デューデリジェンス、契約締結、譲渡の実行までのクロージングを担当する。