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ウォッチガード、高速なスループットを実現するUTMアプライアンスのエントリーモデル「Firebox M270」を発表

Firebox M270

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は8日、企業向けの統合セキュリティアプライアンス(UTM)製品「Firebox」シリーズの新製品として、エントリーモデルの「Firebox M270」を発表した。

 Firebox M270は、既存製品であるFirebox M200の後継機種で、CPUに新たにIntel Atomプロセッサを搭載。暗号化などを高速化するIntelのQuickAssist Technology(QAT)により、パフォーマンスの大幅な向上を実現した。これにより、ウォッチガードのTotal Security Suiteで提供されるセキュリティサービスにおけるスループットの低下を最低限に抑え、強固なセキュリティ機能を有効化できるとしている。

 また、Total Security Suiteのセキュリティサービスとして、新たなAIベースのアンチウイルスサービス「IntelligentAV」が加わり、8日に発表したFirewareバージョン12.2から利用可能となった。

 すべてのウォッチガードのアプライアンスと同様に、M270でもWatchGuard Dimensionを無償で利用が可能。WatchGuard Dimensionはビッグデータを可視化し、ネットワークセキュリティの主要な脅威、問題、傾向を即時に特定・抽出するレポーティングツールで、迅速なインシデントへの対策に貢献する。また、HIPAAやPCIコンプライアンス向けのレポートテンプレートもあらかじめ用意されている。