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バッファロー、中~大規模の施設や複数拠点への導入に適した法人向け公衆無線LAN導入キット「FS-M1266」

 株式会社バッファローは18日、中~大規模の施設や複数拠点への導入に適した法人向け公衆無線LAN導入キット「FS-M1266」を発表した。価格は3万9800円(税別)。8月中旬より順次販売を開始する。

 FS-M1266は、総務省の「平成30年度公衆無線LAN環境整備支援事業」に関わる補助金交付の無線LAN機器要件に適合し、従来製品の「FS-600DHP」「FS-R600DHP」と比べて無線LAN性能、管理機能を強化した公衆無線LANルーター。IEEE 802.11ac(以下、11ac)に対応し、11acに対応する5GHz帯は最大866Mbps、2.4GHz帯は最大400Mbpsの通信に対応する。

FS-M1266

 公衆無線LANの不正利用を防止するための認証機能に対応し、メール送信による認証方式、SNSアカウントを利用した認証方式を提供。いずれの認証方式においても認証サーバーへの利用記録の保存が行える。

 既発売のネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」によるリモートでの管理にも対応し、公衆無線LANの利用状況の遠隔での確認や、災害発生時に認証不要な通信環境を提供できる「緊急時モード」への切り替えが行える。

 筐体は壁や天井への取り付けが可能なほか、機器の盗難やいたずらを防止するセキュリティケースも標準で付属。PoEスイッチやPoEインジェクターからLANケーブル経由で受電できるPoE規格「IEEE 802.3af」に対応し、ACアダプター(別売)による給電にも対応する。

 さらに、製品を利用者認証機器として利用する「ゲートウェイ機能」の使用により、法人向け無線LANアクセスポイントやスマートスイッチと組み合わせることで、より大規模な公衆無線LAN環境の構築に対応する。

 また、製品はバッファローが会員企業として参加している一般社団法人 公衆無線LAN認証管理機構(Wi-Cert)が主導する、利用開始手続きの簡素化・一元化を可能とする認証連携方式「Web-API」に対応する。