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アンダーワークス、ウェブサイトのGDPR対応ソリューションを販売開始

 デジタルマーケティングのコンサルティング事業を手がけるアンダーワークス株式会社は27日、GDPR対応に向けたプライバシーデータ管理ソリューションを提供する米Ensightenと業務提携し、日本市場における総販売代理店としてEnsightenのGDPRソリューションの販売・活用支援を開始すると発表した。

 Ensightenの「Privacy GDPR」および「Privacy Enterprise – total website data governance」は、ウェブサイト上で収集される顧客のあらゆるCookieデータを一元的に管理し、安全に顧客データの収集・活用を可能にする。アンダーワークスでは、日本企業のGDPR対応、特にコンセントマネジメント(顧客からの個人データ収集への同意管理)を支援し、より安全でコンプライアンスに準拠したデジタルマーケティングの普及に貢献するとしている。

 アンダーワークスでは、欧州でGDPRが施行され、Cookieデータ利用時の顧客の同意獲得や、同意に基づくデータ管理(コンセントマネジメント)が必要不可欠となっている一方、企業のウェブサイトにはCookieを利用するマーケティングツールが多く使われており、こうしたデータをすべて一元的に管理することは大変な労力を伴うと説明。特に、顧客がウェブサイト上でCookieの利用を同意する前にCookie利用を停止する「ゼロクッキーロード」の実現や、顧客が拒否したCookieを利用せずにウェブサイトのブラウジングを継続させる仕組みを手作業で行うことが難しくなっているという。

 また、Piggybacking(ピギーバッキング)という手法で、マーケティング担当者が知らないベンダー(4th Partyベンダー)に対して秘密裏にCookieデータが流出しているケースなども多く存在し、Cookieレベルでの個人情報の漏えいは世界規模で大きな問題となりつつあると指摘。

 EnsightenのGDPRソリューションは、こうした課題を解決すべく、ウェブサイト上でのあらゆるCookieのゲートキーパーとして、「顧客が同意する前のCookieの読み込み防止(ゼロクッキーロード)」「顧客が拒否したCookieを利用せずにウェブサイト閲覧を継続できる環境を顧客に提供」「ホワイトリストを使って、4th Partyベンダータグ経由のCookieデータの漏えい防止」を実現できるとしている。

 アンダーワークスでは、Ensightenの販売、導入支援を通じて、グローバル企業のウェブサイトにおける顧客データ収集・同意管理(コンセントマネジメント)を支援する。既に、複数の大手グローバル企業のパイロット導入を手がけており、今後多くの企業への販売・導入を見込むとしている。

 また、ウェブサイト上のJavascriptタグを経由して収集されるCookieデータを可視化するアセスメントサービス「タグアセスメント(10万円~)」サービスも開始し、GDPR対応への取り組み支援を加速させる。