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CTC、Concur ExpenseとSansanの連携サービスを開始

経費と名刺情報の連携でガバナンスを強化

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は14日、株式会社コンカーの経費管理クラウドサービス「Concur Expense」と、Sansan株式会社の法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を連携した、「Sansan Business Card連携サービス」の提供を開始した。

 Concur Expenseは、交通系ICカードや交通経路の検索サービスなどと連携して、経費精算の際の路線や金額などの手入力を省き、企業の経費規程に基づくチェックの自動化やデータの分析機能により、不正防止やコスト削減などを実現する経費管理クラウドサービス。

 CTCでは、導入支援・ERPシステムとの連携・運用サービスを含めた「eExpense」としてサービス提供しており、顧客からのさらなるガバナンス強化や業務効率化の要望をもとに、Sansan Business Card連携サービスを開発した。

 連携サービスは、経費情報とSansanの名刺情報を連携することで、交際費の精算時に同席者の登録情報から正当性を判断し、経費の適正化を実現する。従来、交際費の精算時に同席者の情報について真偽を確認する方法がなく、正当性が判断しにくかったり、氏名や部署などの記載に統一性が保てず、経費分析に名寄せが必要だったが、連携サービスにより名刺交換をしていない社外の人との交際費使用を監視でき、名寄せや入力の時間を削減することで業務の効率化にもつながるとしている。

 CTCでは、今後3年間で30社への提供を目指す。