TBグループとNEC、共同でタブレットPOSシステムを販売

　株式会社TBグループ（以下、TBG）と日本電気株式会社（以下、NEC）は2日、タブレットPOS市場に向けて、NECが提供するiPad向けクラウド型POSレジサービス「NEC モバイルPOS」を、TBGが提供するプリンター・各種インターフェイス一体型のiPad向け多機能業務用スタンド「iSAPPOS Cシリーズ」に対応させ、3月から販売を開始すると発表した。

　TBGでは、これまでのレジスター、POSハードウェア、各種キャッシュドロアの製造・販売で培ってきた経験を基に、急速に成長するタブレットPOS市場をターゲットとして、周辺機器を販売しており、2017年10月にはプリンター一体型のコンパクトなiSAPPOS Cシリーズを発売した。

　NECでは、約20年間POSシステムの開発・製造を行っており、累計販売台数は数十万台に及ぶ。このノウハウを、iPad上で動作するクラウド型POSレジサービスのNEC モバイルPOSにも反映しており、1店舗のみの小規模事業者から数千店舗の大規模事業者まで、幅広い規模の小売店で利用可能な機能を提供している。

共同で提供するタブレットPOSシステム

　両社は今後、さらなる事業拡大に向けて、従来から行っているチェーン店をメインターゲットとした直販と、全国の販売パートナー企業を通じた中小店舗への販売に加え、様々な販売パートナーとの連携も強化していく。

　また、国内の流通業界における相互の長年の経験と実績をもとに、急成長を続けるタブレットPOS市場に対して相互の製品・サービスを連携することで、「レジ業務としての使いやすさ」「幅広い拡張性を持つソリューション」「安心を提供するシステム」を開発し、幅広く提供していくとしている。

　販売開始に先駆けて、東京ビッグサイトで3月6日～9日に開催される「リテールテックJAPAN 2018」に出展し、サービスを展示する。