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東京海上日動と日本マイクロソフト、Windows 10搭載PC向けに「テレワーク保険」を開発

 東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)と日本マイクロソフト株式会社は22日、働き方改革の推進において協業すると発表した。その第1弾として両社は、テレワーク中の各種リスクに対応する「テレワーク保険」を共同開発し、東京海上日動が2月1日から提供開始する。

 テレワーク導入時には、労務リスクなどと並んでセキュリティリスクが大きな課題になっているとのことで、総務省の「ICT利活用と社会的課題解決に関する調査研究」(平成29年)でも、未導入企業の43.2%が「セキュリティの確保」をテレワーク導入の課題として挙げているという。

 そこで東京海上日動では、モバイルPCにダウンロードした情報漏えいや、モバイルPCに対する不正アクセスといったリスクをカバーする「テレワーク保険」を、日本マイクロソフトと共同で商品化した。

 この保険では、会社から貸与されるモバイルPCの利用時に発生する各種損害に対し、損害賠償金や原因調査費用などを補償する。例えば、モバイルPCのウイルス感染時の調査費用や、PCを紛失し、情報漏えいした際の損害賠償金や各種対応費用を補償してくれるとしており、Windows 10搭載PCに商品付帯する方式で販売する。

 対象端末を購入すると自動的に補償が付帯されるので、保険会社との契約手続きは不要。なお、保険が付帯されたモバイルPCは、順次PCメーカーやディストリビュータなどから展開される予定としている。