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ユニアデックスとNTTドコモ、製造業向け故障予兆検知ソリューションのトライアル版を提供

 ユニアデックスは19日、IoTと機械学習/AIを用いて、設備点検診断業務を支援するIoTクラウドサービス「AirInsight Maintenance」の販売を開始した。

 AirInsight Maintenanceは、機械学習/AIのビジネスでの活用を検討する事業者を支援するサービス。センサーデータ収集や設備点検診断に必要な機械学習を含むIoTクラウドサービス、振動センサーやIoTゲートウェイなどのハードウェアで構成し、顧客の要望に合わせて提供する。

 さらに、AirInsight Maintenanceと、株式会社NTTドコモの「docomo M2Mプラットフォーム」をセットにして、製造業向けのトライアル版として2018年1月31日から提供する。

 導入例としては、工場などの設備に振動センサーを設置し、稼働中設備の振動データの収集・解析を行い、設備の点検診断を行うケースを紹介。この場合、顧客の設備に大規模な工事を必要とせず、短期間での導入が可能だとしている。

 導入効果としては、顧客は比較的安価なセンサーで機械学習を使用したAI技術による均一な設備診断が可能となり、既存保守サービスの品質統一化や人件費削減が見込まれると説明。また、docomo M2Mプラットフォームのセキュアネットワークを利用したデータ送信を行うため、機械の稼働状況などの情報も守ることができ、固定回線の敷設や、セキュリティを担保したネットワーク構築、アドレス設計などの面倒な初期構築を省略できるとしている。