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ラトック、クラウドへデータを直接入力できる小型キーボード

 ラトックシステム株式会社(ラトック)は20日、キー入力したデータを直接クラウドに書き込めるキーボード「RS-KBWF1」を発表した。参考価格は5万円(税別)。

 RS-KBWF1は、PCやタブレットへ接続しなくとも、Amazon Web Services(AWS)クラウドへの直接入力を行えるWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)接続対応のキーボード。機能をクラウドへのデータ入力に絞っており、1)キーごとに用途(出勤/退勤、入金/出金など)を設定したファンクションキーを押し、2)数字キーで社員番号や金額などを入力して、3)Enterキーを押すという3ステップで、Wi-Fiルータを介してデータがクラウドへ送信され、入出勤管理や売上報告などを行うことができる。

 データ処理機能は備えていないので、集計などの処理は、ユーザーがクラウド環境へ用意したアプリケーション側で実行する必要があるとのこと。また、入力データの直接の送信先はAWSとなるが、タイムスタンプ、ファンクションキー、数値といったシンプルなデータが送られるだけのため、AWSのみならず、さまざまなクラウドサービスでシステム構築を行えるとしている。

 なお、本体内には、1500件分の入力データを保存できるメモリも備えており、入力時にWi-Fiに接続されていなかった場合は、再接続の際に保存データをクラウドへ送信する仕組み。電源はUSB経由での供給となり、USB電源アダプタなど、300mA程度の出力をサポートするUSB電源が必要となる。

 重量は約225g(ケーブル含む)、サイズは97×157.2×22mm(W×D×H、本体のみ)。