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DNP、申請・申込手続きをペーパーレス化するクラウドサービスを発表

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は24日、タブレット端末上で申請書・申込書などの帳票のPDFデータに手書き入力した文字をテキストデータ化して、申請・申込手続きのペーパーレス化を支援するクラウドサービス「DNPデジタル帳票配信・受信サービス」を、2018年春に提供開始すると発表した。

 DNPデジタル帳票配信・受信サービスは、DNPが電子フォームシステム制作や帳票設計で培ったノウハウを活かし、必要な機能を標準装備した、申請・申込手続きのペーパーレス化を支援するクラウドサービス。株式会社スカイコムの電子サインソリューション「SkyPDF」が塔載されており、申請・申込手続きのペーパーレス化を低コスト・短期間で実現できる。

 タブレット端末に表示されたデジタル帳票(PDFデータ)に手書き入力でき、記入された情報はその場でテキストデータに変換されるだけでなく、そのままPDFデータとしても保存される。デジタル署名による認証改ざん防止機能など、高度な情報セキュリティ機能との連携にも対応する。

 また、サービスには、申請・申込手続きに必要な「帳票の管理・配信・受信機能」「ユーザー端末管理機能」「得意先の保有するマスターデータとの連携機能」などがあらかじめ実装されており、新たに手書き入力ができるシステムを自社開発する場合に比べて、開発費や期間を約3分の1程度に軽減できるとしている。

 DNPでは、金融機関などに向けてサービスを提供し、2020年度に20億円の売上を目指す。