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NEC、モバイルからのセキュアアクセス環境とMDM機能を提供するクラウド型モバイル基盤サービス

 日本電気株式会社(以下、NEC)は4日、モバイルデバイスから社内システムやクラウドサービスへのセキュアなアクセス環境と、モバイルデバイス管理(MDM)機能を提供する、クラウド(SaaS)型の「ActSecureモバイル基盤サービス Powered by VMware AirWatch」の販売を開始した。価格は1デバイスあたり月額700円(税別、初期費用は除く)から。最小契約単位は25デバイス。サービス開始は2017年10月。

 サービスでは、利用者である企業の社員に対して、さまざまなモバイルデバイスから、メールサーバーやファイルサーバーなどの社内システム、Office365といったクラウドサービスへのセキュアにアクセスできる環境を提供する。

 一方、企業の管理者にとっては、さまざまなOSのモバイルデバイスを管理者用画面から一元的に管理することが可能になり、モバイルデバイスの管理業務を軽減。端末紛失時の遠隔ロックや遠隔消去などを行うMDM機能によるセキュアな運用や、業務時間外のメール利用を制限するなど、企業の働き方に合わせた運用も可能にする。

システム構成例

 NECでは、自社の働き方改革の一環として、モバイルデバイスを活用した業務環境で同サービス機能を利用しており、今後海外まで含めたグループ社員全体の業務環境として、5万人規模まで導入を拡大する予定だという。こうした社内への導入・運用ノウハウに加え、「ActSecureクラウドセキュアファイルサービス」など、標的型攻撃による情報漏えい対策を実現するサービスと組み合わせることで、より高度なセキュリティニーズに応えるモバイルデバイス管理システムをトータルに提案するとしている。

 また、社外にいてもモバイルデバイスから内線電話が利用可能な「UNIVERGE どこでも内線サービス」など、ユニファイドコミュニケーション製品とも組み合わせたソリューションにより、顧客の働き方改革の実現をサポートするとしている。