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ユニアデックス、ICTシステム関連業務を包括的にアウトソーシングする「ITOサービス」

 ユニアデックス株式会社は21日、ICTインフラシステムに対するITアウトソーシング(以下、ITO)への取り組みを強化し、従来よりも広いサービス範囲で包括的な「ITOサービス」を提供すると発表した。

 ユニアデックスでは1997年の設立以来、さまざまな運用サービスを提供してきたが、今回、企業を取り巻く環境の変化に対応するため、サービスの範囲を拡大して包括的なサービスを提供し、企業のICT環境全体の最適化を支援するという。

 企業のICTシステムに関連して発生する業務は、企画・設計・構築から運用に至るまで多岐に渡るが、ユニアデックスの「ITOサービス」では、それらの業務すべてを対象にしたアウトソーシングサービスの提供が可能となる。

 具体的には、多くの企業では導入されている個別最適化されたシステムに対し、運用業務内容の見直しや標準化を実施して、効率化・省力化・統合化を推進するとのこと。また、ユニアデックスの持つ全国サービス拠点やリモートセンターを活用し、運用体制の最適化を進めることで、コスト削減に努めるという。

 加えて、属人化やブラックボックス化しがちな運用業務の見える化を行うことにより、運用業務の標準化や手順化を推進し、人に依存しない業務実施体制の確立を支援する。

 こうして運用・保守業務などの実行機能をアウトソースすることにより、企業は、ICT戦略立案や企画業務などの上流工程にリソースを集約できる点もメリット。さらに、上流工程も含めた一括運用サポートも提供可能なため、企業は本来の業務に注力することができるとした。

 なお「ITOサービス」を提供するにあたり、SLA、KPIなどの定義や測定などのサービス品質管理を実施するほか、継続的に業務の見直しと改善を行って、サービスレベルの向上を目指すとのこと。

 ユニアデックスでは、すでに500社を超える顧客に「ITOサービス」を提供しており、2017年度には132億円の売上を目標としている。