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東芝、テキスト解析や要約機能をWeb APIで提供する「RECAIUS知識探索・活用サービス」
2016年10月5日 15:55
株式会社東芝は5日、音声・映像活用クラウドAIサービス「RECAIUS(リカイアス)」シリーズとして、多様なデータをクラウドで知識化して活用する「RECAIUS知識探索・活用サービス」の提供を開始した。アプリケーションやサービスに利用できるPaaS(Web API)型で提供する。
サービスでは、さまざまな形式のデータからテキストをクラウドに取り込み、その内容を分析、アプリケーションやサービスからテキスト解析、要約、検索できる機能をWebAPIで提供する。
ファイルやウェブ、メールなどのデータから抽出されたテキストを解析し、知識ベースとして登録する「テキスト/ファイル登録API」や、文章中の語と関連する語や、検索結果中の特徴語を抽出する「テキスト解析API」、文章中の重要となる部分を抜き出す「要約API」、全文検索やタグ情報の検索機能を提供する「検索API」の各APIを提供する。
これらの機能を組み合わせることで、例えば、コンタクトセンター向けのソリューションとしては、過去の問い合せ履歴や商品マニュアル、仕様書などのデータを蓄積し、知識ベースとしてデータベース化。顧客から「使用期間1年で背面のモーターから異音が出るようになった」という問い合わせがあった場合、問い合わせ内容から「使用期間」「1年」「背面」「モーター」「異音」「出る」などのキーワードを自動で検出し、知識ベースから、問い合わせ内容に近い情報を候補としてオペレーターに提示するといった活用が可能になるとしている。
サービスは、利用料に応じた段階的課金(ユニット制課金)で、スモールスタートから大規模活用まで柔軟な構成が可能。対応言語は日本語。