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東芝、音声を認識し、可視化するクラウドサービス「RECAIUS 音声ビューア」を提供開始
(2015/9/1 12:57)
株式会社東芝は1日、クラウド型音声・映像活用サービス「RECAIUS(リカイアス)」シリーズの一環として、音声を認識して可視化(テキスト化)し、キーワードをビジュアル表示するクラウドサービス「RECAIUS 音声ビューア」の提供を開始した。
RECAIUSは、音声や映像から人の意図や状況を理解し、人にわかりやすく伝え、人と人との理解をサポートする、音声・映像・知識処理の統合型クラウドサービスの総称。
今回、提供を開始する音声ビューアは、東芝の研究開発センターが開発した音声認識技術を活用し、音声データの理解と共有を支援するクラウドサービス。スマートフォンやマイクを介して発話すると、その音声データがクラウド上で即時に音声認識されるとともに、テキスト化された内容からキーワードを自動抽出してビジュアル表示する。自動抽出されたキーワードをクリックすると音声データが再生され、探したい音声データを素早く確認できる。
ディープラーニング手法によって音声認識を高精度化し、利用企業ごとの辞書カスタマイズを少ない手間でできるため、利用企業固有の単語や話し言葉の認識精度を高めることができる。
東芝では、音声ビューアが持つ特長により、オフィス会議での発話内容を記録・テキスト化し共有するといった用途や、声でつぶやいた内容をテキスト化しSNSなどで共有したり、講演内容をリアルタイムにテキスト化し多目的に活用するなど、さまざまなシーンでの活用を提案していく。
今回リリースする音声ビューアの対応言語は日本語で、英語、中国語を開発中。音声認識WebAPIは日本語、英語、中国語に対応する。