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OSK、「eValue NS2」で国税関係書類のスマートフォンによる電子保存への対応と会計システムとの連携強化

 株式会社OSKは、国税関係書類に関するスキャナー保存制度の要件緩和を受けて、スマートフォンによる領収書などの電子保存に対応した「eValue NS 2nd Edition(以下、eValue NS2) Rel.4」を9月20日に発売する。また、10月には「SMILE BS 2nd Edition 会計(以下、SMILE BS2 会計)」とワークフローとの連携強化を予定する。

 eValue NS2では従来より、領収書や請求書などの「スキャン登録」「タイムスタンプ自動付与」の搭載しており、社内の固定型スキャナーを利用すれば、簡単にタイムスタンプ付きのPDFとして「ドキュメント管理」に保存することが可能だった。

 今回の税制改正により、スマートフォンなどを活用した電子化が認められ、合わせて「特に速やかにタイムスタンプを付与」という運用上の見直しも行われている。eValue NS2はモバイル機器にも対応しており、その場で簡単に領収書などをドキュメント管理に登録できる。タイムスタンプは自動で付与されるため、例えば長期出張の際などにも、出先から要件を満たした電子化が可能となる。

 ドキュメント管理に登録した領収書などは、ワークフローや会計システムにリンクして活用することが可能。OSKの「SMILE BS2 会計」との連携では、「eValue NS2 ワークフロー」を利用した「経費精算」フォームで、簡単にドキュメント管理上の領収書を紐付けして申請でき、最終承認された経費データは「SMILE BS2 会計」に仕訳データとして登録できる。また、領収書(タイムスタンプ付きPDF)の文書属性には経費精算書の管理番号が自動登録され、これにより仕訳伝票と領収書も一括で関連付けでき、経理担当者の業務を効率化できる。

 このほかeValue NS2 Rel.4では、Microsoft Edgeへの対応や、ドキュメント管理における構成管理オプションの強化、ワークフローにおける申請フォームエディタの強化などを行っている。

 eValue NS2のメーカー希望価格(税別)は、ドキュメント管理が19万円から、ワークフローが37万円から、ドキュメント管理とワークフローのセットが40万円から、スケジューラ・コミュニケーションが19万円から、タイムスタンプオプションが20万円(タイムスタンプ発行費用として別途年額10万円が必要)。