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Windows Server 2016で上限スペックが拡張、物理メモリー24TB、論理CPU数512に

 Microsoftは25日、9月26日から米国アトランタで開催される開発者向けイベント「Microsoft Ignite 2016」で発表予定の「Windows Server 2016」について、StandardエディションとDatacenterエディションで、上限スペックが「Windows Server 2012 R2」の同エディションと比べて向上することを明らかにした。

 Windows Server 2016では、物理メモリーを従来の4TBから24TBまで搭載可能になるほか、論理CPU数も320から512に拡張される。

 Hyper-V上で動作する仮想マシンについても、最大メモリー容量が1TBから16TBに、最大CPU数も64から240へ拡大する。こうした変更は、巨大なデータベースを活用するデータ分析や機械学習などの新しいシナリオを背景とした多くのリクエストを受けてのものとなる。

 このほか、Datacenterエディションには、Windows Server 2016のHyper-Vでは、仮装TPMによる暗号化を行い、Host Guardianサービス配下のホストでのみ仮想マシンを起動可能とするセキュリティ機能「シールドVM」も追加される。

 また、Datacenterエディションの「記憶域スペースダイレクト(Storage Spaces Direct)」の機能により、記憶域スペースから高可用性ストレージシステムの構築が可能になるという。