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ヤマハのファイアウォール「YSL-MC120」、セキュリティライセンスでURLフィルタ機能を利用可能に

 ヤマハ株式会社は、ファイアウォールアプライアンス「FWX120」の専用オプションであるセキュリティライセンス「YSL-MC120」をアップデートすると発表した。新たにURLフィルタ機能を提供する。

 FWX120は、主に小規模ネットワークでの利用を想定したファイアウォールアプライアンス。オプションのセキュリティライセンスであるYSL-MC120を適用すると、標的型メール攻撃やスパムメールなどへの対策を可能にするメールセキュリティ機能を利用できたが、今回は新たにURLフィルタ機能も利用可能になった。

FWX120

 URLフィルタでは、アクセスするURLをカテゴリで分類して接続の可否を設定する方法と、各URLの危険度を4段階でレベル分けし、危険度の高いサイトへの接続を遮断するWebレピュテーションによる方法と、2つの方法でフィルタリングすることができる。

 なお、フィルタで利用するカテゴリ分類や、URLの危険度を測るデータベースとしては、Intel Security(マカフィー株式会社)の「McAfee GTI(Global Threat Intelligence)」を採用。タイムリーな脅威情報によりフィルタリングの判断を行い、スパイウェアなどの不正プログラムやスパムURL、フィッシング詐欺被害などの予測される危険なサイトへのアクセスを未然に防ぐという。

 もちろん、基本機能として搭載する不正アクセス検知、MACアドレスフィルタリングをはじめとするLAN側のセキュリティ機能も利用でき、中小規模ネットワークに求められるセキュリティ対策に1台で対応できるとのこと。

 価格(税別)は以前と変更なく、FWX120本体が8万3000円、セキュリティライセンスのYSL-MC120は、ライセンス期間1年が2万円、同3年が5万7000円、同5年が9万3000円。

 なお、YSL-MC120を購入すればすべてのセキュリティ機能が有効になるため、機能ごとにライセンスを購入する必要はない。すでにYSL-MC120を利用している場合も、FWX120のファームウェア更新でURLフィルタを利用可能になる。