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パナソニック、風速60m/sにも耐えられるネットワークカメラ「WV-SUD638」

 パナソニック システムネットワークス株式会社は、風・雨・低温などへの耐性を高めたネットワークカメラ「エアロPTZカメラ(WV-SUD638)」を発表した。受注生産品で、発売は9月の予定。

 屋外における監視・警備など、過酷な環境での利用を想定したネットワークカメラ。空気抵抗を低減する流線型フォルムの採用により、耐風速性能を強化。風速60m/sの環境で動作し、風速80m/sでも壊れないという強靱な構造を実現した。

 防塵・防水の面ではIP66およびIP67に準拠。強い噴流水あるいは一時的な水没にも耐えられる。また、レンズ前面には視界確保用のワイパー、着霜・着氷防止のデフロスターを装備。カメラ内部の水分を電気分解して外部放出する機構も備える。

 WV-SUD638はカメラ部をパン・チルトさせるモーターを内蔵しているが、これを利用した画面揺れ補正にも対応。強風が吹き付けたり、振動が多い環境でも安定して利用できるという。

 カメラ部には240万画素のMOSセンサー(1/3型)を採用し、光学30倍ズーム対応。フルHD画質・60fpsで映像出力できる。ネットワーク接続用の有線LAN端子は100BASE-TXをサポートする。

 本体サイズは220×266×450mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約8kg。ISO14993準拠の塩害対策も施されている。

 この他に別売オプション品として、照射距離150mのIR LEDユニットが同時発売予定。