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複数拠点で顧客情報を一括管理できる「筆まめクラウド顧客管理 スタンダード」
企業向け名刺管理アプリも提供
2016年6月16日 16:01
株式会社筆まめは16日、クラウド型顧客管理サービス「筆まめクラウド顧客管理」を強化すると発表した。複数の部署で顧客情報を共有できる上位プラン「筆まめクラウド顧客管理 スタンダード」(以下、スタンダード)を新たにラインアップするほか、筆まめクラウド顧客管理のオプションサービスとして、同サービスと連携する名刺管理アプリ「筆まめ名刺管理 BIZ」を提供する。
「筆まめクラウド顧客管理」は、主に中堅・中小企業に向け、顧客管理・営業支援の機能を一括提供するクラウドサービス。従来の筆まめクラウド顧客管理(名称を筆まめクラウド顧客管理 ベーシックに変更、以下、ベーシック)は1部署(拠点)での顧客情報共有を対象としていたが、「スタンダード」では、同一会社内の複数拠点・部署ごとで管理している顧客情報に対して、共有・参照・編集といった権限の設定を柔軟に行える。このため、分散していた顧客情報を、情報の機密性を確保しながら一元管理できるとした。
さらに、1アカウントの契約ごとに1日200通までのメール配信を行える(例えば5アカウント契約の場合は1000通/日まで)ので、顧客情報を用いたメールマーケティングまでを一貫してサポートするとのこと。今後は、管理項目(フィールド)を追加できる機能を、2016年7月下旬のアップデートで提供する予定だ。
「スタンダード」の価格は1ライセンスあたり月額1400円(税別)で、6カ月の最低利用期間が設定される。メール配信の機能は、オプションとして従来の筆まめクラウド顧客管理(今回より、筆まめクラウド顧客管理 ベーシックに改称)向けにも提供される。価格は、1組織あたり月額3000円で、最低利用期間は6カ月。
このほか、「ベーシック」で管理している顧客情報を、電話着信時にモニタに表示するCTIサービス「筆まめクラウド顧客管理 CTIオプション」も提供される。価格は、PBXなし・従業員数が10名以下を対象としたSOHOプランで月額3980円(税別)。別途、2万9800円(税別)の初期費用と、1万5000円の工事費用が発生する。最低利用期間は12カ月。
一方、新たに提供する「筆まめ名刺管理 BIZ」は、社内の名刺を共有し、ビジネスにつながる人脈として見える化する、法人向け名刺管理アプリ。名刺を撮影すると、OCR(光学文字認識)によって会社名・部署名・氏名・電話番号・メールアドレスなどの情報を自動で文字データ化し、項目ごとに分類して保存できる。
個人向け名刺管理アプリ「筆まめ名刺管理」をベースに、法人向けに顧客情報の共有、管理機能を強化しており、アプリのアカウント管理と料金の決済を一括して行えるため、同一社内での導入と管理が容易になる点もメリット。また、「筆まめクラウド住所録」を介して筆まめクラウド顧客管理とデータ連携できることから、顧客情報の社内共有が迅速に行えるとしている。
モバイル環境はiPhoneとAndroidに対応し、価格は1ライセンスあたり月額300円(税別)。7月6日の提供開始を予定する。
さらに今後は、名刺情報を人力で変換するサービスが付いたプラン「筆まめ名刺管理 BIZ Plus」を7月下旬に追加する予定だ。予定価格は、iPhone版/Android版ともに1ライセンスあたり月額800円(税別)。