Infostand海外ITトピックス

NestがスマートホームRevolvのサービス打ち切り Alphabet-Googleの悩み

スマートホームの信頼性を傷つける?

 Revolvの買収は当初から人材目的と言われていた。とすれば、製品の終了はあり得るシナリオだったのかもしれない。Revolvは今後、「Work with Nest」プラットフォームの一部として技術統合されるという。Work with NestはAPIプログラムで、サーモスタット(Nest)や煙探知機(Protect)などのNest製品以外に、連動するデバイスを広げることを狙う。

 だが今回の決定は、これから普及が期待されるスマートホーム市場の信頼性に暗雲が漂っていると見ることもできる。Wiredは「300ドル払ってスマートホームガジェット向けのハブを購入できる人にとっては、世界の終わりではないだろう」としながら、NestのRevolv打ち切り決定の真の問題は「IoTモノを信頼できないという警告を発している」点にあるとする。

 スマートホームは新しい市場であり、ベンチャーも多い。「18カ月後に動かなくなると知っていて、300ドルの買い物をする人はいないだろう。IoTは電気や水の節約につながり、健康改善を支援し、家や車の安全性を高めるといわれているのに、実に残念だ」(Wired)という。

 そして、消費者のIoTへの関心が薄れつつあるというArgus Insightsのレポートを参照しながら、Nestの「あまりに短期的視野に基づく決断によって、他のスマートホーム製品に対する信頼も損なわれるかもしれない」とする。

(岡田陽子=Infostand)