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ユーザー数に注目 転機迎えるTwitter

逃れられないFacebookとの比較

 Twitterはこのところ、成長が鈍化しているとの指摘に苦しんできた。例えば、4月の第1四半期決算発表時のMAUは2億5500万人で前年同期比25%増。前四半期(2013年第1四半期)比では5.8%増にとどまった。新規ユーザー登録数は1400万人で、前年同期より500万人少ない。前四半期と比較したMAUの伸びは、2013年第4四半期に5%を割ったところで底を打ち、2四半期連続で微増した。だが、2013年第1四半期までほぼ全期間2ケタ成長を維持してきたのと比べると、衰えた感は否めない。

 このユーザー数の伸び鈍化が、宿敵Facebookと比較してネガティブにとられている。Facebookのユーザー数は第2四半期に4000万人増え、13億2000万人。Twitterの約5倍の規模だ。BTIGのアナリストは「Facebookと比較すると、ユーザー数は少なく、成長スピードも遅い。重要な課題は、Twitterがどのぐらいの規模に成長できるのかにあると言える」とCNBCにコメントしている。

 Forbesも「この数カ月、TwitterはFacebookと似たような成長曲線を描くだろうという、おそらくは不合理な投資家の期待に苦しんできた」と言う。Wall Street Journalは「逃れられないFacebookとの比較から、Twitterは投資家やアナリストの目をそらそうと必死だ」と指摘する。

(岡田陽子=Infostand)