ハイブリッドクラウド構築から安全安心なテレワークまで　鈴与シンワートがDX化を全方位でサポート

S-Portベアメタルサーバ
鈴与シンワート
https://s-port.shinwart.com/service/

テレワーク対応にDX化…　課題が山積みの情報システム部

　昨今、働き方改革の推進や新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたテレワークの実施が求められており、多くの企業が環境整備に取り組んでいる。リモートからの社内システムへの安全なアクセスはもちろん、クラウドサービスの活用もその有力手段の１つだ。同時に、クラウドサービスはデジタル変革（DX）に不可欠な基盤であり、基幹／業務系システムのクラウド化など、その活用シーンの拡大も喫緊の課題となっている。だが、人的リソースや予算が限られている中堅・中小企業の情報システム部は、これらの対応に苦慮しているのが実情だろう。

　そうした中堅・中小企業の悩みに応えるため、鈴与シンワートは基幹／業務系システムのプライベートクラウド化に最適なサービスとして「S-Portベアメタルサーバ」を提供している（図1）。S-Portベアメタルサーバは物理サーバをクラウドサービスの形態で提供することで、既存のクラウドサービスでは満たせないハイパフォーマンスな要求に対応するものだ。さらに仮想化基盤の構築により複数の基盤上で運用していたシステムの集約をはじめ、プライベート／ハイブリッドクラウドの構築など、企業固有の様々なニーズに応じて自由に活用できる点が特長だ。ソリューションカンパニー データセンター事業部 セールスユニットの倉茂竜也氏は、「特に近年では、S-Portベアメタルサーバでプライベートクラウドを構築し、複数のパブリッククラウドで運用していたシステムを集約して管理を効率化したいという要望が増えています」と説明する。

図1 S-Portベアメタルサーバを活用したハイブリッドクラウドの構築例

鈴与シンワート株式会社 ソリューションカンパニー データセンター事業部 セールスユニット 倉茂竜也氏

　S-Portベアメタルサーバの最大の優位性は、構築から運用までを鈴与シンワートがサポートしてくれることだ。同事業部 副事業部長 兼 S-Portセンター長の坂本健太郎氏は「中堅・中小企業の情報システム部はプライベートクラウドを構築したくても『資産を保有したくない』『構築ノウハウがない』『運用の負担が増えるのでは』といった悩みや不安を抱えているケースが少なくありません」と話す。

鈴与シンワート株式会社 ソリューションカンパニー データセンター事業部 副事業部長 兼 S-Portセンター長 坂本健太郎氏

　「対して、S-Portベアメタルサーバは、鈴与シンワートがインフラ構築をワンストップでサポートするほか、24時間365日の物理機器の監視・運用サービスも提供しているので、安心してプライベートクラウドを構築・運用することが可能です」（坂本氏）

　さらに鈴与シンワートはS-Portベアメタルサーバを手軽に利用してもらえるよう、「プライベートクラウドパック」も提供している。これは、2台のベアメタルサーバ上に専用プライベートクラウドを構築するとともに、インターネット接続やマネージドファイアウォール、さらに運用・監視をセットにしてリーズナブルな価格で提供するもの。倉茂氏は、「鈴与シンワートが運用や監視をアウトソーシングするので、メンテナンスや障害対応時にもデータセンターへの来館が不要です。これにより運用負荷が軽減されるだけでなく、コロナ禍における感染リスクも大幅に抑制できるようになります」と強調する。

安全安心なテレワークを加速させるベアメタルPCサービスを提供開始

　近年のクラウド活用では、複数のクラウドサービスと、データセンターやオンプレミス環境を相互接続することで、適材適所のシステム運用を可能とするハイブリッドクラウドを指向する企業が増えている。そうしたニーズに対応するのが「S-Port X（クロス）コネクト」だ。これは鈴与シンワートのクラウドサービスやデータセンターサービスをはじめ、インターネットや通信事業者網、さらには自社オンプレミス環境や他社クラウドサービスとの柔軟な接続を可能とするもの。これまでは「アマゾンウェブサービス（AWS）」との閉域網を通じた接続を可能としていたが、2021年8月より「Microsoft Azure」「Oracle Cloud Infrastructure（OCI）」への接続も開始。これらのメガクラウドサービスともセキュアかつ高パフォーマンスな接続が享受できるようになった。データセンター事業部 シニアスペシャリスト 髙橋正和氏は「メガクラウドサービスへの接続拠点として東京・大阪の両リージョンが選択・利用できるので、災害対策のための完全なダイバーシティを実現することも可能です」と優位性を語る。加えて、昨今のテレワーク拡大に対応し、証明書によるセキュリティを確保したリモートアクセスメニューを用意しているのもポイントだ。

鈴与シンワート株式会社 ソリューションカンパニー データセンター事業部 シニアスペシャリスト 髙橋正和氏

　さらに今回、鈴与シンワートは、より安全安心なテレワークを実現するためのソリューションとして「S-PortベアメタルPCサービス」の提供も開始した（図2）。同サービスは鈴与シンワートのS-Portデータセンター内に設置されたベアメタルPCに自宅の私有PC等からリモートでアクセスすることで、業務アプリケーションやクラウドサービスのセキュアな利用を可能とするもの。画面転送方式を採用しているのでローカル側のPCにデータが残らないほか、証明書で認証されたデバイスしかシステムにアクセスできないので、大幅にセキュリティが強化される。また、Windows PCだけでなくMacにも対応、さらにiOSやAndroid OSもサポートしているので、PCだけでなくスマートデバイスからのアプリケーション利用ができる点も特長だ。さらに、S-Port Xコネクトを活用すれば、先述したメガクラウドサービスとのセキュアで高パフォーマンスな接続も実現できる。

図2 S-PortベアメタルPCサービスにより、社内システムや多彩なクラウドサービスへのセキュアな接続を実現

　「テレワークの実施にあたり仮想デスクトップサービスを選択するケースも増えていますが、コストや運用負荷の面から導入を躊躇する中堅・中小企業は少なくありません。S-PortベアメタルPCサービスであれば、多大な初期投資が不要で小規模導入でも安価に利用できます」と坂本氏は説明する。

　中堅・中小企業の急務の課題であるプライベート／ハイブリッドクラウドの構築からセキュアなリモートワーク環境までを全方位でサポートする鈴与シンワート。坂本氏は「鈴与シンワートはお客様の多種多様なニーズに応えられるような多彩なソリューションを提供しています。さらにAWSやAzureを用いたシステム構築に精通した部門との連携により、インフラだけでなくアプリケーションの領域にまで踏み込んだ支援を行うことも可能です。ITに関してお悩みがありましたらぜひ、当社にお声がけください」と力強くアピールした。

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