2017年12月21日 06:00
弊社刊「クラウド&データセンター完全ガイド 2018年冬号」から記事を抜粋してお届けします。「クラウド&データセンター完全ガイド」は、国内唯一のクラウド/データセンター専門誌です。クラウドサービスやデータセンターの選定・利用に携わる読者に向けて、有用な情報をタイムリーに発信しています。
発売:2017年12月21日
定価:本体2000円+税
Qicデータセンター博多駅
キューデンインフォコム
https://www.qic.co.jp/
低災害リスクとアクセスの良さに加え高信頼の設備とサポートが強み
キューデンインフォコム(以下、Qic)は同社が運営する福岡姪浜、福岡空港の2つのデータセンターに続き、2019年、博多駅近くに約1,400ラックを収容可能な新データセンター「Qicデータセンター博多駅」を構築する。同社のデータセンターは、長年、九州電力のミッションクリティカルなシステムを支えてきた経験とノウハウに基づくサービスの信頼性を高く評価され、九州地方の企業だけでなく、首都圏や関西、中京圏など多くの顧客を獲得してきた。
「特に近年は、BCP/DRの用途に加え、クラウドサービスの急速な拡大やビッグデータ、IoTの活用に伴うデータ量の増大が、Qicデータセンターの活用を牽引しています。そうしたニーズに対応するため、新たにデータセンター博多駅の構築を決定しました」と立石靖記氏は説明する。
Qicデータセンター博多駅の優位性の1つは、抜群の立地環境にある。地震調査研究推進本部の発表(2017年版)によれば、福岡が今後30年間に震度6弱以上の地震に見舞われる確率は8.2%と災害リスクは極めて低い。また、福岡空港から博多駅まで地下鉄で5分、博多駅からは徒歩数分というアクセス性にも優れている。無論、データセンターの建物自体、震度7クラスの大地震発生時にも安定運用を継続する免震構造を採用。電力も異なる変電所からの2系統受電を用意している。さらに電気・通信設備、サーバールームなどの重要施設はすべて2階以上に設置しており、あらゆる災害時にも継続運用が可能だ。
金融系企業等のミッションクリティカルシステムにも採用されるサービスの信頼性もQicデータセンターの強みだ。24時間365日の運用監視はもちろん、10年以上にわたる安定したサービス提供の実績とノウハウ、そして顧客ニーズにきめ細かく対応するサポート力は高く評価されている。「毎年行っているお客様満足度調査でも、9割以上のお客様より満足しているとの評価を頂いております。ファシリティやロケーション、電力の安定供給に加え、営業や運用スタッフの対応の良さ、レスポンスの速さをお客様から高く評価して頂いています」と田村章氏は話す。
今後、Qicでは、同社クラウドサービス「Qicクラウド」や、Qicデータセンター福岡姪浜/福岡空港との連携を推進した、より柔軟なハイブリッドクラウド/マルチクラウドのサービスを提供し、多様化する顧客ニーズにさらに応えていくという。
株式会社キューデンインフォコム
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