特別企画

ランキングで振り返る、エンタープライズ/クラウド業界動向(10月~12月)

【10月】

 前月に引き続きWindows 8.1関連の記事は、やはり読者の関心が高い。それ以外では、ストレージが2つ、ベスト10入りしている。2位に入ったオラクルのZFS Storageは、Oracle Databaseのj自動チューニング機能を搭載しているのが最大の“売り”。また、フラッシュストレージの有効活用や、用途に応じた圧縮機能などによって、ライフサイクル全般の支援が可能になっているという。データベースの管理は企業にとっての大きな課題のため、やはり読者の関心が高い。

 一方、9位にランクインしているティントリのストレージは、仮想マシン(VM)視点での管理が可能なVM-awareストレージとして注目を集める製品。今後も、こういった従来とは異なる視点のストレージがどんどん登場してくるのだろう。

【11月】

 東工大スパコン「TSUBAME-KFC」の省エネ性能が世界1位に。計算ノードを冷却用オイルに浸して冷却するという驚きの仕組みに注目が集まった。

 毎回、記事が人気を博している、ぷらっとホームのマイクロサーバー「OpenBlocks」。そのOSが、従来のDebian 6ベースからDebian 7ベースとなったというニュースが、今月の4位にランクインしている。基本的には企業ユースの製品だが、こういったものはガジェット好きの読者にも受けるのだろう。

 ソフトウェアでは、サーバーOSであるWindows Serverの最新版、Windows Server 2012
R2のリリースを報じた記事が8位に入った。サーバーOSとしては異例の、1年あまりでの新版登場となったが、実はかなりの機能強化がなされており、高い注目を集めていた。

【12月】

 データ活用の中で、データをリアルタイムやニアリアルタイムで活用する、ファストデータ(Fast Data)という分野も注目を集めている。そうした分野で活用可能なAWSの新サービス、「Amazon Kinesis」の正式提供開始を伝える記事が12月のトップだった。

 8位に入った佐賀県の学校ICT化。政府が2020年までに「生徒・児童1人1台」のPC整備を目指しているが、その試金石とも言える取り組みだ。今まで学校のPC導入は学校・教育員階負担というケースが多かった中、この取り組みでは来春の新入生から家庭負担とすることで導入を図ろうとしている点がポイントである。

編集部