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アイティフォー、熊谷の老舗百貨店・八木橋の基幹システムを全面リニューアル

   熊谷の老舗百貨店、八木橋様が基幹システムを全面リニューアル
     ~CRM機能により「売上向上」「顧客の固定化」~

 アイティフォーは熊谷の老舗百貨店、株式会社八木橋様(埼玉県熊谷市、取締役社長 八木橋宏貴 http://www.yagihashi.co.jp/)から基幹システムの全面リニューアルを受注し、2012年3月の稼働を予定しています(注1)。同社では業務の構造改革を推し進めるために今まで利用していた汎用機を全廃、基幹システムをオープンシステムでリアルタイム処理のRITS(リッツ)へ置き換えるものです(注2)。従来バッチ処理だった基幹システムをリアルタイム化することにより、経営層が即時に経営判断を下すことが可能となります。今回、新たにCRM(注3)機能を追加しました。

■リアルタイムな情報活用で即時の経営判断を

 リアルタイム処理化により売場情報の見える化を実現します。売場ごとの収益や商品の動き、顧客の購買情報をリアルタイムで確認できるため、即時の経営判断による店舗運営が可能となります。

■分析・報告系業務を自動化、担当者は売場業務に専念

 RITSは売上情報、商品在庫情報など自動生成される各種レポートをPC画面から確認することができます。ペーパーレス化に加え、今までこれらの報告系作業に要していた売場責任者の負担が大幅に軽減され、本来の売場業務に専念できるようになります。

■オープン系システムによりシステム関連費を削減

 RITSは、IAサーバーで構成されるオープン系システムです。アプリケーションを含め、価格や性能面で最も良い組み合わせを選べることから汎用機に比べ低コストでのシステム構築が可能です。完全自動運転により夜間などに管理者を配置して作業する必要がなくなり、システム要員の作業負荷を大幅に削減することが可能となります。百貨店業界では長年、バッチ処理を前提とする汎用機で基幹システムを構築してきた経緯から、大幅なシステム変更を要するリアルタイム化は進んでいないのが現状です。

■[新機能]CRM機能により「売上向上」と「顧客の固定化」を促進

 「上位20パーセントで売上の80パーセントを占めている」など、購入金額が高い順に全顧客を10等分し、購買履歴から有益な情報を得る「デシル分析」を始めとする各種CRMツールを新機能として追加します。デシル分析に加え、関連して購入した商品を調べる「関連購入分析」、性別と年代別で購入商品を分析する「顧客別購入商品分析」(注4)により、ターゲットを絞った外商アプローチやDM送付など、効率的な販売促進が可能となります。さらにDM発送後の来店購入の有無を計測する「効果分析機能」を用いて、新たなアプローチを行うことで既存顧客の満足度を高め、「売上向上」と「顧客の固定化」の促進が可能となります。

(注1)受注金額は非公開です。
(注2)アイティフォーが独自開発したRITSはRetail Information Technology System for Strategic Managementの略です。商品管理、販売管理、顧客管理、クレジットシステムなど小売業に必要な機能を網羅しています。独自に設備を持たなくてもよいクラウド版も用意しています。
(注3)CRM(Customer Relationship Management)とは顧客情報をシステムで管理し、効率の良い営業活動を行うためのマーケティングの手法のことです。
(注4)関連購入分析や顧客別購入商品分析は顧客がカード利用(クレジットカード、ポイントカードなど)の場合が対象となります。購入商品と顧客情報のひも付けができない現金利用の場合は分析対象外となります。

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2012/2/6 16:30