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IIJのASP型FXシステムにサイオスのLifeKeeperを採用

2011年11月09日
サイオステクノロジー株式会社

IIJのASP型FXシステムにサイオスのLifeKeeperを採用
~ミッションクリティカルで最高レベルの信頼性を確保~

 サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東証マザーズ:3744、以下 サイオス)は、当社のHAクラスター*1ソフトウェア"LifeKeeper"が、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)のASP型外国為替証拠金取引(FX)システム「IIJ Raptorサービス」に採用されたことをご報告いたします。

 これによりIIJでは、金融市場で求められるミッションクリティカルで最高レベルの信頼性を確保し、同時に運用管理コストの削減を実現しました。

 リアルタイムに変化する金融市場において、金融システムの業務アプリケーションは、障害発生時でも一瞬の停止も許されないミッションクリティカルなものです。同時にそのシステム自体がサービス品質に直接つながるため、高い信頼性が要求されます。一方で、運用管理効率の向上と運用管理コストの削減は常に解決すべき課題です。

 IIJでは、これまで他製品を利用して、データベースの冗長化や障害発生時に切り替えが可能な運用を実行していましたが、手間やコストが膨らむ一方でした。IIJ Raptorサービス にLifeKeeperを導入することにより、システムのステータス監視や高速なIPの切り替えが可能になりました。また、ブラウザによるGUIでの管理によって、監視業務軽減や短時間での運用が実現し、管理工数や人的な負荷も大幅に改善されました。

 結果、IIJ Raptorサービスを導入している金融機関はサービス品質が向上し、高い信頼性とコスト競争力を得ることに成功しています。IIJでは今後、IIJ Raptorサービスの対応マーケットを拡大し、グローバルに活用できるシステムにすると同時に、FX以外の金融商品の市場にも広げる予定です。

 サイオスのLifeKeeperは、システムの障害を監視し、稼動系に障害が生じた場合に待機系に自動的に切り替えを行うことで、システムダウンタイムの時間を短縮し、ビジネス損失を最小限にするHAクラスターソフトウェアです。
サイオスでは、今後もミッションクリティカルの領域において、企業におけるサービスの継続性を強力にサポートしていきます。

*1: HAクラスター(HA=High Availability:高可用性):
情報システムの障害発生時に待機用システムへの自動切換えを行い、システムダウンを回避する機能。

■詳しい導入事例の内容はこちらをご覧ください。

http://www.sios.com/products/bcp/lkdk/showcase/index.html#anc_iij02

【サイオステクノロジー株式会社 会社概要】
 サイオステクノロジーは、1997年の創業以来、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア(OSS)の開発と利用を軸に、OS(基本ソフトウェア)からWebアプリケーションソフトウェアにかかわる事業を推進し、情報システムのコスト削減に関する取り組みに注力しています。また、市場が拡大しつつあるクラウドコンピューティング分野でも、OSSの利活用を通じて、最先端のシステムを提供しています。
 これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。

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2011/11/10 06:00