プロパティデータバンク、不動産クラウドの事業継続支援オプション
清水建設グループで不動産クラウドサービスを提供するプロパティデータバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:板谷 敏正、以下 当社)は、企業の事業継続活動を支援する不動産クラウドサービス「@プロパティ」の「事業継続支援(災害情報管理)サービス」の提供を2011年10月24日開始しました。今回の東日本大震災でも、先行導入した大手企業において事業継続活動の有効な情報伝達・情報共有手段として活用されました。
不動産クラウド@プロパティの「事業継続支援(災害情報管理)サービス」(以下 本サービス)は、災害時に事業継続体制を確立し、現地被害の拡大を防止、早期に復旧することで、資産価値の棄損を最小化し、施設機能の維持や利用者の安全・安心の向上に寄与します。
本サービスはクラウド上で、災害発生時に災害対策本部の設置や災害対応グループの招集などの災害時の組織体制と指揮命令系統を確立し、施設・設備の被害状況、安否状況などの現地情報を登録、確認することで、本部・現地・関係者間で正確な災害情報を速やかに伝達・共有することができます。地震だけではなく、台風、大雨、感染病蔓延(パンデミック)などさまざまな災害への対応が可能です。@プロパティのデータは、東京、大阪の2箇所のデータセンターで管理されており、通信手段が限定される広域災害時でも、インターネット接続できる環境やスマートフォンなどの携帯端末(将来対応予定)から利用できます。
今回の東日本大震災でも、音声通話やメールの利用ができない中で、先行導入した大手企業において全国拠点との有効な情報伝達・情報共有の手段として事業継続活動に活用されました。本サービスは@プロパティのオプションパッケージとして提供され、ご利用料金は初期費用400万円(税別)、月額利用料10万円(税別)から利用できます。
[当社の実績]
当社は2000年10月に清水建設の社内ベンチャー第1号企業として設立されました。「@プロパティ」シリーズは、不動産投資信託、生損保などの機関投資家、各産業分野の大手企業及び官公庁・自治体を中心に、2011年8月末時点で契約数は200社、利用数は800社、13万棟を超えています。また、@プロパティの機能・サービス、実績をご評価いただいた結果として、日本で最も優れたASP・SaaSサービスとして「ASP・SaaS・ICTアウトソーシングアワード2007/2008総合グランプリ」を受賞、独自性のある優れた戦略を実行している企業として「2009年度ポーター賞」を受賞しています。
[当社の情報セキュリティ体制]
当社は国内で2つのデータセンターによるオンライン・データバックアップを実施するとともに、総務省が推奨する「ASP・SaaS(安全・信頼性に係わる情報開示認定制度)」の認定や情報セキュリティ認証であるISO27001を取得しています。