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NECとスミセイ情報、住友生命に資産運用システムのクラウドサービスを提供

平成22年7月23日
報道関係各位

スミセイ情報システム株式会社
日本電気株式会社

住友生命に資産運用システムのクラウドサービスを提供
~スミセイ情報システムとNECが金融機関向けクラウドサービス事業で協業~

 スミセイ情報システム株式会社(注1、以下 スミセイ情報システム)と日本電気株式会社(注2、以下 NEC)は、金融機関向けクラウドサービス事業で協業を開始し、その第一弾として、住友生命保険相互会社(注3、以下 住友生命)に対し、資産運用システムをクラウドサービスとして提供することとなりました。住友生命における本サービスの利用開始は、平成23年9月を予定しています。

 スミセイ情報システムとNECは、住友生命が保有する資産運用システムをクラウドサービス環境で提供します。これは、スミセイ情報システムがこれまで住友生命の資産運用システムでの開発・運用・管理および金融業界で培ったノウハウと、NECのデータセンターやクラウドサービス関連の技術・実績により、実現するものです。

 これにより住友生命は、システム基盤を自社内で持たずにクラウドサービス基盤を活用することで、同システムにかかるコスト(TCO)を5年間トータルで約40%削減できると見込んでいます。

 今回のサービスを提供するNECのデータセンターは、免震・耐震構造や複数センター間でのバックアップ体制など災害対策・事業継続(BC)対策がなされ、厳重な入退出管理、統合運用監視、情報セキュリティ対応、金融系システムのガイドラインであるFISC(注4)安全対策基準への準拠など、強固なインフラとなっています。NECは本データセンター内に、OMCS(Open Mission Critical System)で培った高信頼なSI技術を用いたクラウドサービス基盤を構築しており、安心・安全なクラウドサービスを提供しています。

 今後、両社は各々の強みを活かし、NECのクラウドサービスのノウハウとスミセイ情報システムの金融ソリューションを組み合わせることで、様々な金融機関にクラウドサービスを提供していきます。

 近年、ネットワーク環境が飛躍的に進展し、同時に仮想化やセキュリティ関連の技術が進歩することで、柔軟なITの利用が可能になっています。一方、企業等においては、戦略的な投資に向けてIT投資を平準化したい、システムのTCOを削減したいといったニーズが強まっており、IT資産を所有するのでなくネットワークを介して必要な機能を必要な分だけ利用するというクラウド指向のシステムサービス活用に対する関心が急速に高まっています。このたびの協業は、こうした市場動向に対応するものです。

以上

(注1)本社:大阪府大阪市 代表取締役社長 社長執行役員:佐竹新一郎
(注2)本社:東京都港区  代表取締役執行役員社長:遠藤信博
(注3)本社:大阪府大阪市 取締役社長嘱代表執行役員:佐藤義雄
(注4)The Center for Financial Industry Information Systems の略

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2010/7/23 16:29