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ネットマークスの多要素認証ソフトウェアがワンタッチキーに対応

ネットワーク・ソリューションプロバイダの株式会社ネットマークス(東京都江東区豊洲、代表取締役社長 佐藤 宏、以下 ネットマークス)は、新たにUSBキーボードとして認識するワンタッチキーに対応した「SecureSuiteV(セキュアスイート ファイブ)」を本日より販売開始いたします。

「SecureSuiteV」は、バイオメトリクスやICカードなど複数の認証要素を組み合わせ、情報ネットワークにおけるセキュリティを強化する多要素認証ソフトウェアです。今回、ワンタッチキーに対応したことにより、Linux OSやMac OSなど、Windows OS以外の端末での利用が可能となり、シンクライアントシステムでの導入が容易となります。

昨今の不況の影響で、クライアントパソコンの運用管理コスト削減を目的としたシンクライアントの導入に、再び注目が集まっています。コストメリットの大きなLinux OSのシンクライアントも登場し、金融業などセキュリティを重視する企業が情報漏えい対策を目的として導入するだけでなく、一般的なオフィスなどへの導入の本格化が予想されています。

しかし、シンクライアントのユーザ認証に、なりすましを防ぐためのICカード(フェリカ)や指紋認証製品を利用しようとすると、Linux OSやMac OSの環境ではドライバが対応していない為、利用できないという課題がありました。

今回、「SecureSuiteV」が新たに対応したワンタッチキー(YubiKey)は、 親指程度の大きさのUSB キーボードです。センサー部にタッチする毎にワンタイムパスワードを生成・出力し、出力パスワードを認証サーバ側の「SecureSuiteV」が解析・照合することでユーザを認証する仕組みです。

ワンタッチキー利用イメージ

ターミナルサービス型シンクライアントとして利用する場合、クライアント端末には「SecureSuiteV」のモジュールを含む一切のドライバインストールが不要です。その為、Windows だけでなく Linux OSや Mac OSの端末でも利用が可能となり、OS費用など導入コストを抑えることができます。また、ドライバインストールが不要な点に加え、USBキーボードは電池交換も不要なことから、ITシステム管理者の大幅な負担軽減が期待できます。

ワンタッチキーを含む「SecureSuiteV」の価格は、690万円から(税別・500ユーザの場合)です。ネットマークスでは、今回新たに対応したワンタッチキーをはじめとする認証デバイスと「SecureSuiteV」などを組み合わせたソリューションを、主に機密情報を扱う製造業や金融機関、また大学などの公共機関に向けて拡販し、今後1年間で3億円の売り上げを見込んでおります。

以上

【ワンタッチキー:YubiKeyの概要】
・ワンタッチキー「YubiKey」は、スウェーデンのYubico社(www.yubico.com)により開発されたワンタイムパスワード発生用USBユニットです。2008年現在、70ヶ国・6,000カスタマへの販売実績を有しています。

【主な新機能・拡張機能】
・USBキーボードとして認識するデバイスで、ドライバが不要
・Windows OSだけでなくMac OSやLinux OSでも利用が可能
・センサー部にタッチする度に、異なる32文字の認証コードを出力
・認証コードのキーボード入力が不要
・コンパクト 18 x 45 x 3 mm  2.5グラム
・低コスト、電池不要

*記載されている会社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です
*上記価格、出荷(サービス)開始時期については予告なく変更する場合があります

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2010/6/29 13:05