SBIモーゲージ、日本初、政策金融機関のオンラインシステムとAPI連携したクラウドシステムを構築
各位
平成22年06月28日
SBIモーゲージ株式会社
日本初、政策金融機関のオンラインシステムとAPI連携したクラウドシステムを構築
~住宅ローンの申し込みから融資実行までのプロセスを最短で1週間に大幅短縮~
SBIモーゲージ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:円山法昭、以下:SBIモーゲージ)は、エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次、以下:セールスフォース・ドットコム)の「Force.com」クラウドプラットフォームを導入し、日本で初めて、政策金融機関である住宅金融支援機構のオンラインシステムとAPI連携したクラウドシステムを構築しましたので、お知らせします。
SBIモーゲージは、住宅金融支援機構が民間金融機関との提携のもとで展開する長期固定金利住宅ローン【フラット35】の取り扱いを主な事業としています。全国に69店舗を展開(2010年6月28日現在)、【フラット35】取り扱い金融機関の中で、2年連続シェア第1位(実行金額ベース、 SBIモーゲージ調べ)を誇っています。今年度中に店舗数を120店舗まで拡大し、その後も積極的に店舗数を拡大していく計画です。また、住宅ローン商品のほか、保険商品や資産運用商品の提供も準備しており、総合金融ディストリビューターとして事業を拡大していく予定です。
SBIモーゲージは、急速なビジネスの拡大に伴い、住宅ローンの業務オペレーションに関わるプロセスのシステム化が課題となっていました。また、今後も計画している店舗数の拡大や事業拡張など、ビジネス環境の変化に柔軟かつリーズナブルに対応するには、従来のオンプレミス型では不十分と判断、数多くの大手金融機関を含めあらゆる規模、業種、地域で全世界77,300以上の企業・組織で採用され(2010年4月30日現在)、柔軟性やコスト面でも実績十分なセールスフォース・ドットコムの「Force.com」を選択しました。
SBIモーゲージは、「Force.com」の導入により、申し込みから融資実行に至る住宅ローンの業務オペレーションに関わるすべてのプロセスをクラウド化しました。特にWeb APIを用いて住宅金融支援機構のオンラインシステムと連携することで、審査に関わるプロセスを自動化しました。このオンラインシステムとのAPI連携は初のケースです。SBIモーゲージは、代理店管理業務もクラウド化、各店舗のID管理、代理店が制作するチラシ広告などの媒体チェックも「Force.com」上に構築したアプリケーションで行っています。
これらの機能を備えた新システムは、2010年6月から稼働を開始し、これまでは平均で1~2カ月を要していた申し込みから融資実行までのプロセスを最短1週間で完了できるようになりました。SBIモーゲージは、今回の導入にあわせて、「Salesforce for Google Apps」も全社導入しました。さらに今後は、保険商品や資産運用商品の顧客管理業務でもセールスフォース・ドットコムのクラウド・サービスを利用するなど、社内のあらゆる業務のクラウド化を推進していく予定です。
セールスフォース・ドットコムについて
【所 在 地】
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー39F
【代 表 者】
代表取締役社長 宇陀栄次
【資 本 金】
4億円
【事業内容】
◇ クラウド型CRMアプリケーション「Salesforce CRM」の提供
◇ アプリケーションの基盤となるクラウド型プラットフォーム「Force.com」の提供
◇ 導入支援コンサルティング/トレーニングサービスの提供
以上