日本ラッド、省エネデータセンターの建設第二期工事を着工
日本ラッド株式会社
日本ラッド、省エネデータセンターの建設第二期工事を着工
~ クラウドサービスの販売好調で計画を前倒し ~
日本ラッド株式会社(JASDAQ上場、本社:東京都港区、代表取締役会長:大塚 隆一、以下「日本ラッド」)は、東京都目黒区にある自社データセンターで計画していた外気冷却型データセンターの第二期増設工事を着工したことを発表いたします。
日本ラッドは、空調機を一切使わず外気のみでサーバを冷却する「フリー・クーリング方式」による電力効率の極めて高い「省エネ型データセンター」を実現し、2010年11月には、自社データセンターとして建設竣工・商用稼働を開始しています。このデータセンターの第二期増設工事は、当初、2012年4月に着工する予定でしたが、「インダストリア」「キュムラス」を中心とした法人向けクラウドサービスの販売が好調なことから、日程を前倒し、2011年11月11日に着工することとなりました。
日本ラッドは、当データセンターを拠点として、自社開発のIaaS(Infrastructure as a Service)環境を活用し「SaaSes」ブランドで国産クラウドコンピューティングサービスやファイルストレージサービスを展開しています。2011年3月3日にはフラグシップサービス「インダストリア」をリリースし、2011年5月18日には「キュムラス」をリリースしましたが、これらサービスは、他の国産ベンダーが提供するクラウドIaaSサービスの40分の1以下の価格提供を実現し、急速に販売を拡大しています。本年11月初頭には既に、当データセンターの第一期工事で完工した40ラックのうち、30ラックがクラウドサービスのために利用され、2011年4月には満杯となることがほぼ確実となったため、第二期増設工事の早期着工を実施することとなりました。
第二期増設工事の総工費は200ラックで1.5億円。1ラックあたり6 KVAの電力を供給する予定であり、従来方式のデータセンターと比較すると年間約1億円(200ラック換算)の電力コスト削減となります。
なお、日本ラッドは当データセンター建設・商用稼働の実績に基づき、データセンター建設案件におけるエコ型データセンター建設コンサルティングソリューション事業も行っており、既にコンサルティングの受注も獲得し、この分野での市場参入も精力的に進めてまいります。
■「インダストリア」サービス日本ラッドのフラグシップサービスとして提供している、企業向け本格派クラウドサービスです。Industria(TM)は、自社開発クラウドスタック(クラウドシステムを構成するたくさんのソフトウェア群)による純国産のクラウドシステムです。全てのソースコードを自社で所有しているため、プライベートクラウドへの応用やカスタマイズなど柔軟に対応できます。
詳細は、http://industria.saases.jp/をご参照下さい。
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