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富士通のクラウドサービスで第一三共のICT基盤を刷新

PRESS RELEASE (サービス)

2011年7月26日
富士通株式会社

富士通のクラウドサービスで第一三共様のICT基盤を刷新
ICT運用効率の大幅な向上と環境負荷低減を実現

当社は、第一三共株式会社(本社:東京都中央区、社長:中山 讓治、以下、第一三共)様と共同で、第一三共様のICT基盤をクラウド環境に刷新し、2010年度より、各業務システムを本クラウド基盤に順次移行する大規模なプロジェクトに着手しており、100台強の仮想サーバが稼動しております。なお、ICT基盤をクラウド(IaaS)に刷新するのは製薬業界初の取り組みで、2014年までに完了する予定です。

今回のプロジェクトでは、仮想化技術により、既存PCサーバの台数を約8分の1に集約、また、利用量に応じて支払う従量課金型のクラウドサービスにより、ICT運用の効率を大幅に向上させる予定です。

環境面においても、従来に比べ、消費電力を大幅に削減し、年間約600トンのCO2排出の抑制が可能となり、第一三共様が推進している環境活動への貢献が期待できます。


第一三共様は、「Global Pharma Innovator」の実現を目指して、「事業エリアの拡大」(Global)、「アンメットメディカル(未充足医療)ニーズ」(Pharma)、「革新的医薬品の創出」、「新たなビジネスモデル構築」(Innovator)への挑戦を行い、多様な医療ニーズに応える革新的な医薬品を継続的に創出、提供しています。これらの経営を支えるIC[T基盤についても、各々のビジネス変革に柔軟かつ迅速な対応が可能で、最小限のリソースでコストを抑えて運用できるシステムの構築を検討してきました。

第一三共様は、既存のアプリケーションを再構築することなく、サーバの老朽化などに合わせて順次最適なタイミングで、ICT基盤を刷新する方針を打ち出し、既存PCサーバの台数を、仮想化技術により約8分の1に集約し、運用効率を大幅に向上させる予定です。また、当社の従量課金型のクラウドサービスを活用するため、仮想化技術で集約したシステムを2014年までに当社のデータセンターにあるクラウド基盤に順次移行し運用を開始する予定です。

これにより、サーバやストレージなどの稼働状況を見える化することで、ピーク時を考慮した従来のICTリソースの最適化、最小限のリソースでコストを抑えた運用が可能になります。また、第一三共様のセキュリティポリシーに対応した信頼性の高いプライベートなクラウド環境を実現するため、第一三共様と当社のデータセンターを結ぶセキュアな専用線も整備するなど、革新的な医薬品を継続的に創出するさまざまなビジネスをスピーディーかつ柔軟にサポートできる強固なICT基盤を実現します。

当社は、サーバやストレージ機能だけでなく、ネットワーク、セキュリティ機能までのICTインフラをクラウドサービスとしてオンデマンドに従量課金型で提供しています。今後も、クラウドをはじめとする最先端のICT技術を活用し、経営パートナーとして第一三共様におけるビジネスの発展に貢献していきます。


■商標について

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2011/7/26 18:00