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ウイングアーク1st、ミッションクリティカルな帳票運用を実現する「SVF Cloud Enterprise」

SVF実行環境をコンテナ化し大規模環境に対応

 ウイングアーク1st株式会社は18日、帳票クラウドサービス「SVF Cloud」の最上位版として、「SVF Cloud Enterprise」を同日よりサービス提供すると発表した。ミッションクリティカルな環境において、大量印刷や出力業務の安定したパフォーマンスを実現するという。

 SVF Cloudは、帳票基盤ソリューション「SVF」の機能をクラウド上で利用できる帳票クラウドサービス。日本固有の緻密な帳票はそのままに、多様なビジネススタイルに対応しており、印刷を制御しながら、さまざまなクラウドサービスと連携できる点が特徴という。

 今回提供する「SVF Cloud Enterprise」は、グローバルでの分散制御により、センターに万一のトラブルが生じても帳票運用を継続可能。また、SVFの実行環境をコンテナ化し、リクエストや印刷負荷に応じてコンテナを増加させるオートスケール機能も搭載した。この機能により、1テナントあたり数百万ページ/日の帳票出力や、クライアント台数が数百万台以上といった印刷業務でも、安定したパフォーマンスを実現するとしている。

コンテナによるオートスケール機能のイメージ

 価格例は、平均処理枚数が1万枚/時、最大リクエスト数が10万リクエスト/日、最大SVF Cloud Agent数が1万台、といった環境の場合で月額50万円(税別)から。

石井 一志