ニュース

アライドテレシス、コアスイッチ「SwitchBlade x8100シリーズ」を強化

新ファームウェアやラインカードなどを提供

 アライドテレシス株式会社は18日、コアスイッチ「SwitchBlade x8100シリーズ」用のOS「AlliedWare Plus(AW+)」をバージョンアップすると発表した。新ファームウェア「AW+ Ver.5.4.6-0.1」を、同社のWebサイトからダウンロード提供開始する。また、同シリーズ向けのラインカードや拡張カード、AMFマスターライセンスを5月25日より出荷開始するとのこと。

 「AW+ Ver.5.4.6-0.1」では、アライドテレシスのSDNである「AMF(Allied Telesis Management Framework)」の非対応機器がAMFネットワークに参加可能となる、AMFゲストノード機能に対応した。AMFメンバーにゲストノードが接続されると、AMFメンバーで事前に保持した、またはAMFメンバーがDHCPスヌーピングとLLDPにて取得した当該ノードの機器情報をAMFマスターに通知する。この仕組みにより、AMFマスターまたはネットワーク管理ソフト「Vista Manager」から、ゲストノードの状態を管理できる。

 また、新たに提供される製品のうち「AT-SBx81XLEM」は、固定スロットとしてSFPスロット×12、拡張モジュール用スロット×1を持つSwitchBlade x8100シリーズ用のアドバンスドラインカード。一方の「AT-SBx81XLEM/XS8」「AT-SBx81XLEM/Q2」は、AT-SBx81XLEM用の拡張モジュールで、AT-SBx81XLEM/XS8はSFP+スロットを8スロット、「AT-SBx81XLEM/Q2」はQSFP+スロットを2スロット、それぞれ増設できる。

 AT-SBx81XLEでは、Gigabit Ethernet(GbE)で運用しながらも、拡張モジュールであるAT-SBx81XLEM/XS8、AT-SBx81XLEM/Q2を追加すれば、容易に10GbEや40GbEに対応可能なため、より高速なネットワークへ簡単にマイグレーションできるとしている。

 価格(税別)は、AT-SBx81XLEMが69万8000円、AT-SBx81XLEM/XS8とAT-SBx81XLEM/Q2がそれぞれ29万8000円。

 AMFマスターライセンスについては、現行のフィーチャーライセンスに代わる使用期限付きの「AMFアニュアルライセンス」を新たに提供する。価格例(税別)は、例えば、コントロールファブリックカード「AT-SBx81CFC960」用の、複数のAMFマスターを統合管理するAMFコントローラーライセンス「AT-CF9-AC60-1Y-2016」(60マスター、1年)が150万円、AMFマスター機能をサポートするAMFマスターライセンス「AT-CF9-AM160L-1Y-2016」(80メンバー/160リンク、1年)が100万円など。

石井 一志