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飛天ジャパン、5種類の認証に対応したクラウド型認証サービス「らく認」

 飛天ジャパン株式会社は16日、さまざまな認証方式に対応したクラウド型認証サービス「らく認」を提供すると発表した。また、ソフトウェアワンタイムパスワード、二経路認証、顔認証などを行うために必要なiOS、Android用アプリも同時に提供開始する。

 「らく認」は、5種類の認証方式からユーザーが使いやすい方式を選んで認証できるクラウド型認証サービス。自社で認証サーバーを構築・運営する必要がないため、導入・運用の手間がかからないほか、コストを大幅に削減できるという。また、PC、タブレットPC、スマートフォンといった幅広い環境から利用可能なのも特徴とのこと。

 具体的な認証方式としては、ワンタイムパスワード(ハードウェア/ソフトウェア)、二経路認証(スマートフォンアプリによるプッシュ通知、SMS認証)、QRコード認証、顔認証、FIDO(Fast IDentity Online)認証に対応する。

 また、OATH、Oauth、FIDOをサポートするWebサービスはもちろん、さまざまなVPN機器やWi-Fi機器(RADIUS対応機器)への認証、リモートデスクトップへの認証などと、特別な開発なしで連携可能。開発用APIも提供しているので、ユーザーが作成したアプリケーションに取り込むこともできる。

 1アカウントあたりの価格は、アカウント数が500、アプリケーション数が10までのスタンダードプランが月額200円(税別)、アカウント数およびアプリケーション数が無制限のエンタープライズプランはオープン。このほか、アカウント数が3つまで、アプリケーション数が1つまでの無償プラン(フリープラン)も用意されている。なお、認証方式のうち顔認証はエンタープライズプランでのみ利用可能。

石井 一志