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インフィニコ、DHCPアプライアンス「NetRegioDHCPシリーズ」にDNS機能を搭載

 株式会社インフィニコは19日、DHCPサーバー機能を提供するアプライアンス「NetRegio DHCPシリーズ」において、DNS機能を標準搭載したモデルを提供すると発表した。

 「NetRegio DHCPシリーズ」は、主に中小規模に向けDHCPサーバー機能を提供するアプライアンス。オプション不要で異拠点間冗長に対応する従来のDHCP機能はそのままに、同じく異拠点間冗長に対応したDNS機能が加わり、より幅広い用途で利用可能になったという。

 DNSサーバー機能の登録レコード数は、機種ごとに最大1000/2500/5000個で、DNS標準のゾーン転送にも対応。Office 365の構成に必須のSRVレコード、Active DirectoryやDynamic DNSにも対応し、クライアントからのDNS登録も行える。

 また、権威DNSサーバー(authoritative name server)とDNSキャッシュサーバー間でDNS応答が正しいサーバーからのものであるかを検証するDNSのセキュリティ拡張仕様「DNSSEC(DNS Security Extensions)」や、管理ゾーンでの公開鍵、秘密鍵設定といったセキュリティ機能にも対応予定とのこと。さらに、IPv6のAAAAレコードにも対応を予定している。

 ラインアップは、DHCP/DNSの登録数に応じて「NetRegio DHCP 1000」「NetRegio DHCP 2500」「NetRegio DHCP 5000」の3モデルとなり、価格はいずれもオープン。インフィニコでは、年間2000台の販売を見込んでいる。

石井 一志