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草加市、Salesforce App Cloud上にマイナンバーカード交付予約システムを構築

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は11日、埼玉県草加市が、セールスフォースのアプリ開発プラットフォーム「Salesforce App Cloud」上でマイナンバーカード(個人番号カード)交付予約システムを構築したと発表した。

 2016年1月より開始されたマイナンバーカード交付業務に対し、制度開始直後から短期間で大量の交付が見込まれていたため、大量のマイナンバーカードを効率的に、そして窓口の混乱を抑えながら交付するためには、予約制を採用することが合理的と考えられていた。しかし、そのためには短期間でのシステム構築を行う必要があった上、高いセキュリティ環境という要件もクリアする必要があったという。

 そこで草加市では、同市のマイナンバーカード交付予約システムをApp Cloud上に構築することを選択。約1カ月という短期間での構築を実現した。交付対象者の管理から住民による予約、そしてマイナンバーカードの交付から交付後の完了処理までワンストップで対応可能なため、マイナンバーカードの交付業務が順調に開始できたとのこと。

 また、堅牢かつ柔軟性に優れたセキュリティアーキテクチャを持つApp Cloud上に構築されているので、情報を安全に管理・保管できるとした。

 なお、今回のシステム導入は、セールスフォースのパートナーである株式会社ジーシーシーが担当している。

石井 一志