ニュース

ファイア・アイ、中堅企業向けの標的型攻撃対策製品「NX Essentials」

 ファイア・アイ株式会社は5日、標的型攻撃対策製品「FireEye Network Security(NX)シリーズ」のラインアップに、中堅企業向けの「NX Essentials」を追加すると発表した。価格は208万円から。

 FireEye NXは、Webトラフィックを監視し、外部との不正な通信を検知する標的型攻撃対策製品。ファイア・アイ独自の仮想実行環境であるFireEye MVX(Multi-Vector Virtual Execution)により、シグネチャマッチングに依存する従来型セキュリティ対策では検知できないゼロデイ攻撃や、Webサイトからのドライブバイ・ダウンロードなどを防げるという。

 今回適用するNX Essentialsでは、従業員数2500名以下の中堅企業を対象としており、大規模向け製品に近いサイバー攻撃の検知機能を備えながら、一部機能を絞り、従来よりも約30%低い価格帯で提供する。

 対応機種は、NX900、NX1400、NX2400、NX 4400、NX4420のFireEye NXシリーズ。アラートのノイズ削減により、人員の少ない中堅企業でも、セキュリティ対策の運用コストを抑えられるとした。

 ライセンス体系としては、アプライアンスで検知した脅威情報の、DTIクラウドへの共有を行う「2-way DTITM ライセンス」のみでの提供となり、FireEyeの他製品との連携/コールバック通信の検知に一部制限を設けているとのこと。

石井 一志