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日本オラクル、ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud」のウェブサイト構築オプション

 日本オラクル株式会社は5日、クラウド型ウェブサイト構築アプリケーション「Oracle Sites Cloud Service」の提供を開始した。ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」のオプションとして、月間2500インタラクション(1インタラクションはサイト訪問者のブラウザーに転送する100KBのデータ相当)まで追加料金なしで利用できる。

 「Oracle Sites Cloud Service」は、HTMLなどの専門的な知識を持たないユーザーが、モバイルファーストなウェブサイトを簡単に作成・公開できるアプリケーション。「Oracle Documents Cloud Service」内にある画像や動画などのコンテンツをそのままウェブサイトに利用でき、ウェブサイトの公開または非公開をワンクリックで管理が可能。複数のメンバーによるウェブサイトの管理にも対応する。

Oracle Sites Cloud Serviceのウェブサイト制作・編集画面

 利用シーンとしては、企業の営業・マーケティング部門によるプロモーションサイトの作成・管理や、人事部門による社員研修コンテンツの作成・管理など、自社でのサイト作成・管理を想定。事前定義済みのテーマ、コンテンツ、コンポーネントからウェブおよびモバイルサイトを構築でき、同時編集時のアラート通知、ワンクリックでのサイト公開・非公開設定、簡単な配信と変更のロールバック機能などを備える。

 「Oracle Marketing Cloud」などのクラウドアプリケーションや、他社アプリケーションとの連携、レスポンシブなウェブサイトを構築できるBootstrapフレームワークのインポートに対応。管理者、コントリビューター、ダウンロード実行者、参照者の4段階に権限設定を行える機能などを搭載する。

三柳 英樹